鹿児島工vs薩摩中央
3時間26分の乱戦、鹿児島工に軍配
鹿児島工・竹ノ下僚
エラーの数は鹿児島工5、薩摩中央6、与四死球は鹿児島工9、薩摩中央14。点を取っては取り返し、延長11回、3時間26分間続いた死闘だった。
初回、鹿児島工が4番・上ノ園勉(2年)の2点タイムリー内野安打などで3点を先制すれば、その裏、薩摩中央は打者一巡の猛攻で5点を奪って逆転した。
3回に7番・村崎貴浩(1年)の2点タイムリー内野安打で同点に追いついた鹿児島工は6回、二死から鰓を足掛かりに2番・森慶一(2年)から3連打を浴びせて3点を奪って勝ち越しに成功する。
中盤で鹿児島工に流れが傾いたかと思いきや、その裏の薩摩中央は3番・吉原大樹(2年)、4番・朝来野司(2年)の連続タイムリーで再び同点に追いつく。7回に鹿児島工が2点を勝ち越せば、8回に薩摩中央が三度同点に追いついて、試合は延長戦にもつれた。
延長11回、鹿児島工は一死一三塁から3番手でリリーフした9番・竹ノ下僚(1年)が自らのバットで勝ち越し点を叩き出すと、2番・森のライトオーバー三塁打も飛び出し、一挙4点を勝ち越した。
その裏、3死球で満塁となるも、竹ノ下が踏ん張って死闘に決着をつけた。
(文=政 純一郎)