宜野座vs浦和学院
宜野座、浦和学院に逆転勝利!
浦和学院は初回、臺 浩卓が宜野座先発知念 諄也へ挨拶代わりの三塁打をライトへ放つと2番に座った諏訪 賢吉がキッチリとセンターへ犠牲フライを上げて先制した。
4回まで城間の二塁打1本のみに抑えていた浦和学院先発の本澤 風吹だったが5回表、この回先頭の城間 公希に、セーフティーバントヒットで出塁を許すと犠打のあと8番赤崎 龍一にレフト前へ運ばれて同点とされた。
追い上げる宜野座は8回、ヒットとエラーで無死一・三塁と絶好のチャンスに4番宜野座 颯がセンター前へタイムリーを放ち逆転に成功。9回にも二死二塁から代打仲間 圭吾にタイムリーが飛び出すと、知念諄也をリリーフした伊保 拓海が9回に代打で打席に入った小島 和哉のヒット1本に抑えて快勝した。
らしくないエラーが出てしまった浦和学院だが、関東からの遠征に加え2試合で4試合をこなすことや、快晴下の南国の暑さなどを考慮すると、ハードな日程にも負けない精神力と高い技術を惜しみなく出し切ったのではないだろうか。
二日間合わせて『15イニング連続無失点』の小島 和哉を中心としつつ、この沖縄遠征でより強固となった”うらがく”精神で、聖望学園や春日部共栄などライバルへ立ち向かうべく、埼玉夏の陣へと走り出した浦和学院。昨年夏、仙台育英との死闘の末に敗れたまま時計が止まっている聖地での借りを返すまで、立ち止まるわけにはいかない!
(写真・文=當山 雅通)