鹿児島情報vs喜界
シード鹿児島情報、貫録勝ち
地力に勝るシード鹿児島情報が終盤畳み掛け、喜界の挑戦を退けた。
鹿児島情報は2回にスクイズで先制。3回には3番・山崎裕貴(3年)が抜けた内角のフォークを逃さずレフトスタンドに運ぶ2ランを放った。6番・平岡孝太(3年)にもセンターオーバー三塁打が出て、4-0と序盤の主導権を握った。
喜界は3回一死満塁から内野ゴロの間に1点を返して食らいつく。4回以降はエース英碧仁(3年)が立ち直り、内角を厳しく突く直球を武器に、外角スライダーやフォークを織り交ぜて鹿情報打線に的を絞らせなかった。鹿情報・二木康太(3年)、喜界・英の両エースの好投で中盤は両者無得点で試合が拮抗した。
鹿情報は8回、疲れが見え始めた英をとらえ、2番・辻拓馬がランニング3ランを放った。9回にも連打を浴びせて3点をダメ押し。終わってみれば14安打10得点と打線がつながった。
喜界は8、9回と得点圏まで走者を進めたが、あと一本が出なかった。
(文=政 純一郎)