大牟田vs九産大九州
試合シーン
大牟田、シード校破り県大会へ
2007年選抜出場校「大牟田」
2008年以降は、県大会からも遠ざかっている。
パート決勝(3回戦)でシード校の九産大九州と対戦した。
大牟田は2回裏、先頭の5番松田がヒットで出塁すると、犠打で2塁へ進める。続く7番井上(涼)が二塁打を放ち、先制する。
大牟田先発國廣は、バックに助けられながらも5回までヒット2本に無失点に抑える。
6回表、九産大九州は先頭の3番矢野が四球で出塁する。打席には今日二塁打を2本放っている4番出雲。当りは良かったものの、セカンド正面。セカンドライナーに倒れ、ランナーの矢野も帰塁できず併殺となってしまう。その後、5番岩切がヒット、盗塁、6番船越が四球を選び二死1,2塁とするも得点することができない。
6回裏、大牟田は2番椛島が三塁打を放つ。続く3番高椋、タイムリーを放ち1点を追加する。さらに内野ゴロの間に1点。6回終わって3-0とする。
試合シーン
7回が始まる前、一塁側スタンドでは九産大九州の校歌、そして「逆転するぞ!」「笑顔で!」と声援が送られる。しかし、その回もヒットは出たものの得点することができない。
8回表、九産大九州は先頭の3番矢野が三塁打で出塁すると、4番出雲がヒットで続き待望の得点を挙げる。さらに2本のヒットで1点を加え3-2とする。
1点差となった大牟田は8回裏、3番高椋が今日3本目のヒットで出塁、7番井上(涼)のタイムリーで1点を追加する。
「最後まであきらめない!」「まだまだいけるぞ!」大きな声援が送られる中で迎えた9回表。
二死から3番矢野が二塁打で出塁。打席には、今日2本の長打を含む3本のヒットを放っている4番出雲。
しかし初球を打ち上げてしまいレフトフライでゲームセット。
安打を打たれながらもしっかりと抑えた大牟田の勝利となった。
シード校を破り4年ぶりの県大会出場を決めた大牟田。県大会ではどのような野球を見せてくれるだろうか。
(文=鎌倉彩)