青山学院vs京華
ミスが続き、初戦敗退―――。
ほんの小さなミスも、大きなミスもどんなミスでも命取りになるのが高校野球だと実感した試合だった。青山学院高等部は相手のどんな小さなミスも見逃すことなく、7本のヒットで16得点を挙げ3回戦進出を決めた。
予定時刻より30分遅れて、青山学院高等部VS京華高校の2回戦が始まった。
1回、京華高校の先発・吉田は先頭の井澤を四球で出塁させると、2死3塁から4番阿部・5番桐井に連続四球を与え初回から満塁のピンチを招いてしまう。続く6番佐藤の打球をファースト須藤の送球エラーによって青山学院高等部に2点を先制されてしまった。
2回にも吉田は三者連続四球を与えるなどしたが、この回はなんとか踏ん張り無得点に抑えた。しかし、3回先頭打者の4番阿部の打球をサード・佐藤がトンネルしてしまい出塁を許すと、そこから4者連続四球とキャッチャーのパスボールで4点を失い、吉田はマウンドを降りた。続くピッチャーは渡邊がマウンドにあがるが、9番鈴木にライト前ヒットを打たれ、味方のエラーやパスボールなどが絡みこの回だけで8点を失った。再び5回には、打たれたヒットに加え、パスボール・エラーが絡み6点を失ってしまった。
なんとか点を返したい京華高校だったが、青山学院高等部の投手陣を前に毎回3者凡退と出塁することも出来ずに終わってしまった。
(文=編集部)