日大三vs都立葛飾野
鈴木(都立葛飾野)
日大三、11安打12得点!葛飾野にコールド勝ち
今春のセンバツで4強入りした日大三が、春季東京都大会2回戦に登場。6番・菅沼と3番・畔上の本塁打2本を含む計11安打放って、都立葛飾野を12対2の6回コールドで下した。
センバツから中4日で迎えたこの日の試合。
日大三のスタメンは1番から7番までセンバツの準決勝と同じ並び。8番・9番のバッテリーだけが吉永-鈴木ではなく、「キャッチャーの中平にも、もっと試合の経験させてやりたい」(小倉監督)と、田中-中平のバッテリーを送り出した日大三。
その中平が、投手陣のリードはもちろん、打っても3安打3打点の活躍を残した。都葛飾野のエース鈴木は、中平に打たれた3本のヒットのうち2本がフルカウントから打たれたもの。6回表の12得点目となった3本目のヒットも2ストライクと追い込んでからの一打だった。
「鈴木は力がある投手ですが、追い込んでからカウントを取りにいったところを打たれていました。夏までに低めへの制球力をもっとつけていかないと」と沖山監督。
この日、6イニングで134球を投げ、1人でマウンドに立ち続けた鈴木。
その鈴木を少しでも楽にしようと、打線も4回と6回に1点ずつ重ねた。4回裏には、二死二塁から7番・見目の二塁打から1点。6回裏には、2四球とワンヒットで無死満塁にすると、6番・西畑のセンターへの犠飛で2点目を追加。「攻撃に関しては自分のスイングでボールを捉えていけるような打線に鍛え直したい」(沖山監督)と、夏への課題を見出した都葛飾野。この試合で学んだ経験は、必ず夏に生かすつもりだ。
(文=高校野球情報.com編集部)