東福岡vs香椎工
試合シーン(東福岡)
気温8℃のなかで
東福岡のスタメンには、見慣れた名前が並んでいた。
昨年の夏の大会に名前を連ねていたメンバーが、この試合だけでも先発,大賀健一をはじめ5人も出ていたからだ。
「強豪」と呼ばれる東福岡で2年生から出場していた彼らは、一冬越えてどのような成長をしているのか。
東福岡は1回裏、昨年同様1番に座る岡本が俊足を生かし二塁打を放つ。2番金子のバントヒットで0アウト1,3塁とすると、3番片山の併殺打の間に先制する。4番入江が3ボール1ストライクからライトへホームラン、続く田中がセンターに二塁打を放つ。
初回から東福岡の猛攻が見られるか?と思ったが、ここは香椎工・舟部が踏ん張り、この回はこの2点どまり。
続く2回、3回も先頭打者を出し、相手のエラーもあり1点ずつを加える。
そのまま試合は動かず、6回表香椎工は先頭の9番小川を四球で出すと送りバント、内野ゴロで進塁し、2アウト1,3塁。この試合初めてのチャンスを作るも凡退。得点を挙げることができない。
4-0で迎えた7回裏。内野安打で先頭の9番石橋が出塁すると、ワイルドピッチで進塁。1番岡本は四球で出塁し、0アウト1,3塁から犠飛で石橋が生還する。続く3番片山、4番入江がそれぞれエラーで出塁。2つ目のエラーの間に岡本が6点目のホームを踏む。5番田中の内野ゴロの間に片山が生還し7点目。
試合は、7回7-0のコールドゲームとなった。
東福岡は試合には勝ったものの、敵失によるチャンスメークや得点も多かったこと。
そして、これだけのメンバーが昨夏から残っている事を考えれば、今日の試合は少し物足りない内容だった。
とはいえ、今日の福岡は非常に寒く、桧原球場の気温も8℃。その中で戦った選手たちのことを考えるとよく戦ったというべきなのかもしれない。
次の試合は明後日27日。場所は今日と同じ桧原球場。今のところの予想最高気温は12℃。
『もう少し暖かくなってもらいたい』とも思うが、条件はどのチームも一緒。
早く猛打の東福岡打線の開花を見たいものである。
(文・撮影=鎌倉 彩)