PL学園vs履正社
多司将仁 投手(PL学園)
PL学園、公式戦府内29連勝!
今夏の準決勝、延長戦を戦ったPL学園と 履正社の対戦。PL学園が3投手の継投で 履正社を振りきり、準決勝進出を決めた。
8回、 履正社 に傾きかけた嫌な流れを止めたのが、3番手でリリーフした多司将仁投手(2年)。夏の甲子園で148キロを計測した自慢の直球でピンチを凌いだ。「甲子園と同じような場面。あの時の経験が生きました」と満面の笑み。
この多司が作った流れを打線は無駄にしない。その裏、2死から5番山﨑和人(2年)の二塁打をきっかけにチャンスを作ると、7番景山駿(2年)、8番多司の連続タイムリーで苦しい試合に決着をつけた。
「 履正社さんと試合すると、こんな試合ばかりになりますね」と河野有道監督は苦笑いしたが、1戦ごとに力をつけるチームに手応えを感じ始めている。
エースナンバーを背負う難波清秀(2年)、この日先発した勧野甲輝(2年)とともに投手陣は充実。前日の5回戦( 大商大堺 戦 )で右足首に死球を受けた主将の吉川大幾(2年)も不屈の闘志で出場を続けチームを引っ張っている。
実戦わずか1試合で公式戦に臨んだ新チーム。当初こそバタバタしていたが、試合を重ね、徐々に形になってきた。4季連続の大阪制覇へ、視界は明るくなってきた。
(文=松倉雄太)
[:addclips]
[:report_ad]
下記写真をクリックすると拡大写真がご覧になれます。
履正社 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
PL学園 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | X | 5 |
履正社 平良,星田-坂本 PL学園 勧野,難波,多司 – 影山,