筒香、内川ら高卒選手が4人! ホエールズ・ベイスターズの歴代のドラフト1位でベストナイン!
横浜DeNA時代の筒香嘉智(横浜高出身)
1965年に行われた第1回ドラフト会議から、多くの選手がドラフト1位でプロ入りを果たしている。各球団におけるドラフト1位は、その年のなかでもっとも期待をかけられている存在だ。
さて、そのなかDeNA(前身球団含む)の歴代におけるドラフト1位だけでベストナインを組んだら、どのようなチームになるのだろうか。
投手は「大魔神」こと佐々木主浩氏(東北福祉大/1989年)を選出した。抑えとして君臨しNPBのみで通算252セーブを達成.。名球会入りを果たしており実績は文句ないだろう。
斉藤明雄氏(大商大/1976年)や斎藤隆氏(東北福祉大/1991年)などもドラフト1位入団だが、佐々木氏には及ばない。ちなみに平松政次氏(日本石油/1966年2次)はドラフト2位、三浦大輔氏(高田商/1991年)はドラフト6位での入団だった。
捕手は谷繁元信氏(江の川高/1988年)を選出している。高卒出身ながら1年目に80試合に出場。2001年まで主力としてマスクをかぶった。ちなみにDeNAは前身球団を含めて、ドラフト1位で捕手を指名したのは谷繁ただひとりだけだ。
内野手はかなり難航した。そのなかで選んだのは一塁は村田修一氏(日大/2002年)、二塁は内川聖一(大分工/2000年/現・ソフトバンク)、三塁は銚子利夫氏(法政大/1983年)、遊撃は山下大輔氏(慶応大/1973年)である。
遊撃の山下氏は文句なしだろう。村田氏は横浜時代に一塁の守備についたのは1試合のみだが、三塁ではなく一塁で選出した。また内川も本職は二塁ではないが、苦渋の選択である。三塁の銚氏子は1980年代後半にレギュラーとして活躍。タイトルの獲得こそ無いが、守備の名手として知られた存在だ。
外野手は長崎慶一氏(法政大/1972年)、古木克明氏(豊田大谷高/1988年)、筒香嘉智(横浜高/2009年/現・レイズ)の3人。
長崎氏は1982年に首位打者とベストナインを獲得しているが、この年の首位打者争いは熾烈だったことでも知られている。2位の田尾安志氏(中日)との差はわずか.001だった。その状況のなか、最終戦で田尾氏を5打席連続敬遠したことは物議を醸している。
今年からMLBのレイズへと移籍した筒香嘉智(横浜高/2009年)も異論はないだろう。最後のひとりには古木克明氏(豊田大谷高/1998年)を選出。規定打席に到達したことはなかったが、パンチ力はあり2003年には22本塁打を放った。その2003年までは主に三塁を守っていたが、以降は外野に専念している。
谷繁氏、古木氏、内川、筒香と4人の高卒選手が独自ではあるが、ベストナインに名を連ねた。昨年のドラフト1位である森敬斗(桐蔭学園高)も続くことができるだろうか。
<DeNA・ドラフト1位指名のみのベストナイン>
※自由獲得枠、希望入団枠含む
※前身球団含む
投手:佐々木主浩(東北高→東北福祉大/1989年)
捕手:谷繁元信(江の川高/1988年)
一塁:村田修一(東福岡高→日大/2002年)
二塁:内川聖一(大分工/2000年)
三塁:銚子利夫(市立銚子高→法政大/1983年)
遊撃:山下大輔(清水東高→慶応大/1973年)
外野:長崎慶一(北陽高→法政大/1972年)
外野:古木克明(豊田大谷高/1998年)
外野:筒香嘉智(横浜高/2009年)
(記事:勝田聡)
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