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ソフトバンクドラ1ルーキー前田悠伍が1回2失点のホロ苦デビューも見えたぞ「大器の片鱗」!

2024.04.24


大阪桐蔭時代の前田悠伍

昨年の高校No.1左腕と呼ばれた、ソフトバンクドラフト1位ルーキー・前田 悠伍投手(大阪桐蔭)が20日の広島戦(二軍)で公式戦デビューを果たした。
7回表に登板した前田は先頭打者を一塁ゴロに打ち取ったが、ベースカバーに遅れてしまい、出塁を許してしまう。無死二塁からバント処理をした際も一塁へ悪送球してしまい、初失点。その後も2番韮澤 雄也内野手(花咲徳栄)に適時二塁打を浴び、1回2失点、1奪三振とほろ苦いデビューに終わった。

ストレートは最速141キロにとどまったが、決め球のチェンジアップの精度の高さはさすがだった。元阪神の福永春吾氏はこう見る。
「高校時代から変化球でしっかりとカウントが取れる投手でしたが、二軍でもそれができていてさすがです。各変化球をゾーンにしっかりと投げられて、カウントも取れる、勝負もできる高卒ルーキーはなかなかいません。特にチェンジアップは奥行きが使えていますし、空振りが奪える良いゾーンに落とせています。現時点でもかなり完成度の高い投手です」
前田はプロでは勝てる投手になれるのか。
「もちろんなれると思います。今はファームですが、着実に力をつけていけば、数年後、一軍ローテーションで活躍出来る投手になるでしょう」と太鼓判を押す。

実現するまでは課題はまだある。
「初登板は悔しいものとなったと思いますが、投球そのものはレベルが高いです。これからは投球以外の練習もたくさんすることになると思います。ベースカバー、バント処理、牽制などやればやるほどうまくなるので、上達して自分を助けて欲しいと思います。これまでもたくさんやっていると思いますが、試合に慣れていけば難なくやれると思っています。まずは緊張のかかる初登板を終えたことが収穫で、課題も出た。次回登板も楽しみです」
前田は23日から始まった三軍の韓国遠征で先発デビューが決まっている。ドラ1らしい投球を見せることはできるか。

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この記事の執筆者: 河嶋 宗一

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