トミー・ジョン手術決断 気になる阪神ドラ1・下村海翔の復帰時期 「復帰は2年後」と言われ引退決断した投手も 「指の曲げ伸ばし」から始まる地道なリハビリ
青山学院大時代の下村海翔
才木投手は手術を乗り越え活躍!前例を作った球団だからこそリハビリでも有利に!
復帰に向け、重要になるのはリハビリの時期のメンタルだ。投げられない時期の辛さが続いていくが、阪神には才木 浩人投手(須磨翔風)などトミー・ジョンからの復活で活躍している投手も多く、前例が有利に働くと福永氏は分析する。
「才木投手の活躍は大きいと思います。阪神の中でも、怪我のマネジメントの部分で管理が出来ているという証拠です。そういった存在がいることは、投げられない期間の励みになると思います」
22年に3年越しとなる白星を挙げた才木。昨年は19試合に登板し自己最多の8勝をあげるなど再びプロの舞台で輝きを取り戻している。そうした存在は下村が復帰するまでの期間で力になることは間違いない。
下村の離脱は、裏を返すと若手のアピールチャンスにもなる。中でも福永氏が期待しているのが2年目の門別 啓人投手(東海大札幌)と5年目の及川 雅貴投手(横浜)の左腕2人だ。
「及川投手は現役時代にかぶっていた時期もありましたけど、真っすぐも一段と強くなっていますし、門別投手も若くして投げていて、三振取れるのが武器になっていると思います」
及川は今季の1軍登板は無いが、昨年33登板で防御率2.23の好成績を残すなど大器の片鱗を見せている。門別も一軍に再び昇格してアピールの機会が巡ってきた。下村が復帰した頃には、ともに阪神の投手陣を支えていくであろう両左腕の活躍に期待だ。
ともかく、下村の復帰は来シーズン以降に持ち越しとなったが、信頼や期待は変わることがない。福永氏も「まずは焦らず、ファンの人に活躍している姿を見せて欲しいです」と励ましの言葉を送った。下村の復活に期待したい。
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