News

高校日本代表候補の「逸材野手19人」を徹底紹介!センバツのヒーローたち、全国の名選手が一堂に集う

2024.04.04


左から箱山遥人(健大高崎)、石塚裕惺(花咲徳栄)、境亮陽(大阪桐蔭)

高校日本代表候補の一次合宿が4日からスタートする。合宿に参加する34人の顔ぶれを紹介していきたい。投手編に続いては、野手編。選手たちはこの合宿で木製バットを使用することになり、その対応力が注目される。
*参加選手は全員3年生

高校日本代表候補合宿がスタート! 報徳学園・今朝丸、大阪桐蔭・平嶋など14投手の顔ぶれを徹底紹介!

捕手:超高校級の実力を持つ箱山、只石が選出

捕手は箱山 遥人健大高崎)、只石 貫太広陵)と今年の高校球界を代表する2人が選ばれた。
箱山は高校通算29本塁打の強打、二塁送球1.9秒台計測する強肩、本塁手前のゴロを素早く処理してアウトにできる機敏なフットワーク、試合展開を読んだリードと、個々の技術の高さはピカイチ。主将としてタレント集団をまとめ、センバツ優勝に貢献した。取材での発言や立ち居振る舞いを見ると、集まった代表候補選手たちもまとめてくれるのではないか。プレーだけではなく、内面もアピールすれば、今年の高校日本代表の主将に抜擢される選手だと思っている。

只石はエース・髙尾 響投手とともに3度の甲子園出場を経験。高校通算20本塁打の強打、スローイングタイム1.9秒台の強肩、巧みなリードと、力量は箱山に負けないものがある。
センバツでは1安打に終わったが、打撃フォームを見ても癖がなく、インサイドアウトで振ることができており、木製バットでも長打が打てる強打の捕手だ。

只石 貫太(広陵)

内野手:石塚、吉川、颯佐…ショートに逸材が集まる!

内野手ではショートの逸材が集まった。特に注目なのは関東を代表する大型遊撃手・石塚 裕惺内野手(花咲徳栄)。昨秋の関東大会・横浜戦で本塁打を放ち、計2試合で6打数5安打を記録した。昨秋の時点で高校通算20本塁打をマーク。この合宿でひと味違う活躍を見せることができるか。吉川 勇大内野手(青森山田)は木製バットで臨んだ今回の選抜で12打数5安打を記録。長打力もあり、強肩が光る守備も魅力。
チームをセンバツベスト4に導いた俊足強肩の颯佐 心汰内野手(中央学院)、抜群のバットコントロールを誇る巧打の遊撃手・石見 颯真内野手(愛工大名電)、軽快なベースランニング、堅実な守備が魅力の山畑 真南斗内野手(明徳義塾)のプレーにも注目だ。

吉川勇大(青森山田)

セカンドは、強肩巧打の髙山 裕次郎内野手(健大高崎)が牽引。選抜では18打数6安打2打点と全試合で安打を放ち、球際の強い守備を見せた。豊島 虎児内野手(創志学園)は4番セカンドでセンバツ出場。積極的な走塁が光る。西口 友翔内野手(敦賀気比)は2番セカンドでセンバツ出場した。ミート力が高く、軽快な二塁守備が持ち味だ。

サードは湯浅 桜翼内野手(仙台育英)の走攻守の総合力の高さに注目。昨年は春夏の甲子園で計35打数11安打を記録。スピーディな動きと巧みなハンドリングが光る守備、甲子園で9盗塁を記録した走塁と何でもできる選手だ。

ファーストの武田 勇哉内野手(常総学院)は高校通算11本塁打を記録する右のスラッガー。広角にも鋭い打球が打てる。
石田 智能内野手(明豊)は内野手としての選出になっているが、センバツでは捕手としても2試合出場。堅実なスローイングを心掛け、投手陣を盛り立てるリードを見せる。敦賀気比戦ではサヨナラ安打を放ち、バットコントロールの良い打撃が魅力。

土居 湊大内野手(広陵)は一塁、三塁を守り、神宮大会の星稜戦で4安打、センバツの青森山田戦で2安打を記録するなど、全国大会でも巧打を発揮。スイング軌道が安定しており、木製バットでも結果を残しそうだ。

武田 勇哉(常総学院)

外野手は境、正林がツートップ!俊足巧打の外野手が多く選出

外野手は境 亮陽大阪桐蔭)、正林 輝大神村学園)が筆頭格。境は甲子園3試合で12打数7安打をマーク。神村学園戦ではランニングホームランを放ち、ベースランニングの速さは必見。スピードを重視する高校日本代表向きの選手。正林は選抜2試合で9打数5安打。神村学園戦で本塁打を放ち、打撃技術の高さは参加選手の中でもトップクラス。練習で格の違いを見せて欲しい。

濱本 遥大外野手(広陵)は1番打者として選抜で8打数3安打を記録。広角に安打が打てて、守備範囲の広いセンター守備と攻守ともに実力が高い。
百々 愛輝外野手(英明)は昨年、春夏ともに甲子園出場。特にバットコントロールは秀逸なものがあり、ライナー性で本塁打を量産する。投手も兼任し、外野守備では強肩も見せる。
木村 留偉外野手(明豊)は1番センターでセンバツ出場。敦賀気比戦ではサヨナラのランナーとなったが、二塁から本塁へ生還した時のベースランニングが非常に速かった。俊足を見込まれての選出となった。

今回の合宿で評価を高めるのはどの野手になるのか。

正林輝大(神村学園)

次のページ:【一覧】高校日本代表候補一次合宿 参加野手

固定ページ: 1 2

この記事の執筆者: 河嶋 宗一

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.05.31

【鹿児島NHK選抜大会】鹿児島実がコールド勝ち!川内商工は終盤に力尽きる

2024.05.31

夏の愛知大会は6月28日から開幕!決勝戦は7月28日【愛知大会要項】

2024.05.31

【鹿児島NHK選抜大会】鹿屋農が"強気の勝負"で勝機を引き寄せ4強入り

2024.05.31

【北信越】富山県勢4校が12年ぶりの県勢V狙う、茨木擁する帝京長岡にも注目<地区大会>

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.05.26

【春季関東大会】白鷗大足利が初優勝!最後はタイブレークの末サヨナラ死球で幕切れ!

2024.05.26

【近畿大会注目チーム紹介】実力派監督就任で進化した奈良の名門・天理。超高校級の逸材3人を擁し、緻密な攻守で全国クラスのチームに!

2024.05.26

【近畿大会注目チーム紹介】エース頼み脱却を目指してきた京都国際。「素質はプロ入り左腕と同等」の2年生左腕の台頭と打線強化で京都の大本命に成長!

2024.05.26

【福島】聖光学院が4連覇を達成<春季県大会>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.19

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在30地区が決定、青森では青森山田、八戸学院光星がシード獲得

2024.05.21

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在33地区が決定、岩手では花巻東、秋田では横手清陵などがシードを獲得〈5月20日〉