度会隆輝(DeNA)がプロ初安打で本塁打、新人王の確率は? 過去達成は”西武黄金期の切り込み隊長”のみ
横浜高時代の度会 隆輝
3月29日にプロ野球が開幕した。その開幕戦でDeNAのドラフト1位ルーキー、度会 隆輝外野手(横浜高出身)が、初安打初ホームランを記録した。
「1番・右翼」で先発出場した度会は、3回に回ってきた第2打席で右越えへの同点3ランを放った。新人の開幕戦ホームランはプロ野球史上14人目でドラフト制以降では7人目の快挙だった。
過去の達成者は全員がドラフト3位以上で、度会を含めて5人がドラフト1位での入団となっている。高卒社会人でドラフト1位は中島 輝士以来、2人目だった。
過去6人の中で新人王まで受賞したのは石毛 宏典ただ1人。打率.311、21本塁打といきなり結果を残し、その後は西武の黄金期を支える存在となった。
その他の5人は、華々しいデビューを飾ったものの、1年目には規定打席に到達しなかった。また西浦 直亨内野手(天理出身)と清水 将海はルーキーイヤーの本塁打は1本だけ。真喜志 康永は2本、山倉 和博も3本、中島も9本と本塁打を量産することには至らず。開幕戦でのアーチがそのままルーキーイヤーの活躍には結びつかなかった。
新人としては史上2人目となるオープン戦で首位打者を獲得し、公式戦でもこれ以上ないスタートを切った度会は石毛のように規定打席に到達し、さらには新人王を獲得することができるだろうか。ハマの一番星に注目だ。
<開幕戦で本塁打を放った新人>
※ドラフト制以降
山倉 和博(東邦→早稲田大→1977年巨人1位)
石毛 宏典(市銚子→駒澤大→プリンスホテル→1980年西武1位)
真喜志 康永(沖縄→東芝→1986年近鉄3位)
中島 輝士(柳川→プリンスホテル→1988年日本ハム1位)
清水 将海(東農大二→青山学院大→1996年ロッテ1位)
西浦 直亨(天理→法政大→2013年ヤクルト2位)※現・DeNA
度会 隆輝(横浜高→ENEOS→2023年DeNA1位)
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