キャンプ一軍決定した中日育成右腕・松木平優太にブレイクの予感! 球速&体重が大幅アップで好素材がついに開花するか!?
高校時代の松木平優太
中日育成4年目右腕・松木平 優太投手(精華)の一軍キャンプ入りが話題となっている。松木平の特徴を挙げれば、投球フォームの技術的な完成度が申し分ないこと。そしてフィジカル強化をそのまま球速アップに反映できている点だ。
現在の松木平は178センチ78キロ。プロ野球の投手としては細身だが、高校入学時は身長163センチ、体重53キロと本当に小さく、細い投手だった。それでも120キロ後半の速球を投げるセンスの良さがあり、高校3年間は体作りに励んだ。成長期もあり、高校3年時には身長178センチ、体重70キロまでスケールアップ。最速145キロを計測し、高校3年時(2020年)の8月に行われたプロ志望高校生合同練習会に参加し、打者5人から3三振を奪い、好アピールを見せた。当時の投球を見た印象としては、手足が長く、上半身、下半身が連動した投球フォームで、真上から無理なく振り下ろせる動きができており、素材としては抜群だった。
2020年ドラフトで中日から育成4位指名を受け、プロ野球選手としてのスタートを切った。
ここまで順調にステップアップ。体重は入団から8キロ増の78キロへ。ストレートの最速は6キロ増の151キロにスピードアップ。
昨年の二軍成績は16試合登板で、81回を投げ、5勝4敗、34奪三振、与四死球42、防御率4.56だったが、8月13日のソフトバンク戦で5回無失点、8月29日の阪神戦で6.2回を投げて1失点、9月5日のソフトバンク戦で8回無失点とシーズン後半で成長の兆しを見せる投球を見せたことが一軍キャンプにつながったといえる。
現在の中日の支配下登録人数は65人。ある程度の余裕があり、一番支配下に近い存在といえる。
一軍キャンプで行われる紅白戦、練習試合で結果を収め、さらにオープン戦でも結果を残し、開幕前に支配下登録選手となれるか。中日はローテーション投手が充実しているとはいえ、全体的に見ると層が薄いだけに、松木平の成長は今季の命運を握っているといえる。
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