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【センバツ21世紀枠推薦校予想】四国は僅差の勝負で徳島科学技術がやや有利か

2023.12.02


来年春の第96回選抜高校野球大会の21世紀枠出場選考に向けて、12月8日に各地区推薦の9校が発表される。すでに北海道をのぞく各都府県の推薦校が出揃い、そのなかから地区推薦が選出されるが、その推薦校を予想してみることにする。

四国地区では、僅差ではあるが徳島科学技術(徳島)が選ばれるのではないか。部員15人ながら、秋季大会で2勝を挙げて8強入りした。準々決勝では生光学園に敗れたが、中盤までは互角の戦いを演じていた。学校から約1キロ離れたグラウンドまで移動して、練習に打ち込むかたわら、資格試験や工業実習にも、しっかりと取り組み、文武両道を実現させてきたことも評価されている。

愛媛の大洲も8強に入ったが、17失点での敗退はマイナスポイントか。高知の宿毛工は部員16人での奮闘も、1勝でのベスト16では、ややアピール不足と思われる。香川で秋季大会を制した大手前高松は実績ではNo.1だが、私立高というのがネックとなっている。

徳島科学技術も大きくリードしているわけではない。前回センバツ大会では、徳島から城東が21世紀枠で出場している。2年連続で徳島からの選出は難しいとの判断もある。しかし過去、四国の推薦校は2年連続で同県から出ているケースが3度ある。大きな支障にはならないとのことから、徳島科学技術の選出となるのではないだろうか。

<四国地区の21世紀枠県推薦校の秋季大会成績>
【香川=大手前高松(県優勝)】
2回戦 13-2 高松一
3回戦 10-1 香川高専高松
準々決勝 3-2 英明
準決勝 5-3 高松中央
決勝 4-3 丸亀城西
四国大会準々決勝 3-10 明徳義塾

【愛媛=大洲(県8強)】
予選代表決定戦 6-2 北宇和
1回戦 2-0 野村
準々決勝 7-17 小松

【徳島=徳島科学技術(県8強)】
1回戦 6-1 板野
2回戦 3-1 城南
準々決勝 1-6 生光学園

【高知=宿毛工(県ベスト16)】
1回戦 6-0 丸の内
2回戦 5-10 岡豊

この記事の執筆者: 浦田 由紀夫

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