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決勝でようやく開花、健大高崎の森山 竜之輔の長打力【センバツ・輝きを放った逸材たち】

2024.04.01


森山 竜之輔(健大高崎)※写真は過去の取材より

<第96回選抜高校野球大会:健大高崎3-2報徳学園>◇31日◇決勝◇甲子園

たった一振りだけで、チームの初優勝を大きく手繰り寄せた。健大高崎(群馬)が初めて挑んだセンバツ決勝の舞台。いきなり報徳学園(兵庫)に2点を先制されたが、この男がようやく目覚めてくれた。

1回裏、2死一、二塁で、打席に入ったのは5番・森山 竜之輔内野手(3年)。初球の内角よりの132キロの直球を思い切り引っ張ると、打球はあっという間に左翼手の頭を越えた。走者一掃の同点適時二塁打。そこまで4試合14打数でわずか1安打だった男が、チームを勇気づける長打をかっ飛ばした。

初戦から気にはなっていた。森山はプロ注目の4番・箱山 遥人捕手(3年)の後を打つだけに、陰に隠れるような存在だったが、その力強いスイングを見るたび、いつか本塁打を打つだろうと思っていた。いわゆる腕っぷしが強い打球を放つ。新基準のバットでなければ、ポンポンと本塁打を打ちそうなイメージを抱かせてくれる。甲子園にきて5試合目。17打席目に見せた二塁打は、この1本だけでも「やっぱり」と思わせるに十分の打撃だった。

昨年秋に新チームになってから公式戦9試合に出場し、打点は16。堂々のチームトップの数字だった。甲子園にきて調子を落としていたが、一番欲しい時に打点を挙げた。これこそが、本当の勝負強い打者である。

夏に、この甲子園で本塁打を放つ姿を見たいと、強く思った。

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この記事の執筆者: 浦田 由紀夫

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