牧、菊池に続け! オリックスドラフト1位横山聖哉は「長野県の星になれるか」
プロ野球ドラフト会議が行われ、高校生野手では大型遊撃手として評価が高かった上田西(長野)・横山 聖哉内野手が、オリックスから1位指名を受けた。181センチ、82キロとすでに体つきはプロ顔負け。今夏の甲子園では開幕戦で土浦日大(茨城)に敗れ、初戦敗退となったが1安打を放っている。
母校である上田西からは過去、川井進(大東文化大ー日本通運・2004年中日4位)、藤澤亨明(松本大・2011年西武育成1位)、高寺 望夢内野手(2020年阪神7位)、笹原 操希外野手(2021年巨人育成4位)と4人がこれまでにドラフト指名を受けていた。横山は5人目の指名で、上田西初のドラフト1位指名選手となったことになる。
長野県の高校出身者では、野手では牧 秀悟内野手(松本第一ー中央大・2020年DeNA2位)や、菊池 涼介内野手(武蔵工大二ー中央学院大・2011年広島2位)がプロ入り後に大きな結果を残し、日本代表にも選出された。また投手では、2022年に現役を引退した金子千尋(長野商ートヨタ自動車・2004年オリックス自由枠)が通算130勝をマークし、多くのタイトルも獲得した。
活躍した牧と菊池は大卒であり、金子も社会人出身。高卒でドラフト指名を受け結果を残した選手は、通算1027試合に出場した上田佳範(松商学園出身・1991年日本ハム1位)くらい。なかなか大きな実績を残した選手は誕生していない。はたして、ドラフト1位・横山は長野県の高校出身の高卒プレーヤーとして、NPBの舞台でも大きな活躍を見せることができるだろうか。
文=勝田 聡