高野山vs智辯和歌山
高野山がジャイアントキリング！名門・智弁和歌山を撃破
＜第105回全国高校野球選手権和歌山大会：高野山4ー2智辯和歌山＞◇15日◇2回戦◇紀三井寺公園
7大会連続の夏と春夏の甲子園出場を目指した名門・智辯和歌山が初戦で高野山と対決。智辯和歌山はエース左腕の吉川 泰地投手（3年）、高野山は背番号5の酒井 爽内野手（2年）が先発した。
初回、智辯和歌山は四球で出塁した走者を送りバントや盗塁で三塁まで進め、3番・浜口 凌輔外野手（3年）の犠牲フライで先制。しかし、その後は丁寧にコースを突いた酒井の投球の前に7回まで1安打に抑えられた。
高野山は7回に3連打で1点を返すと、智辯和歌山の2番手・清水 風太投手（3年）が連続四死球を与え逆転。9回には2番・寺内 大翔外野手（2年）の遊撃への適時内野安打で1点を加え、4対2で競り勝った。
勝利した高野山の伊藤 周作監督は「明らかに力の差がある相手に勝ったのは、長い監督生活の中で初めて。今日は酒井がよく完投してくれた」と語った。また、敗れた智辯和歌山の中谷 仁監督は「敗北したのは自分の責任。選手は頑張ってくれた」とねぎらった。
智辯和歌山の初戦敗退は2001年夏に和歌山工に負けて以来22年ぶりのことだった。
