試合レポート

千葉明徳vs千葉西

2023.04.13

エースのロングリリーフで逃げ切り 千葉明徳が県大会出場

千葉明徳vs千葉西 | 高校野球ドットコム
豊永陸音(千葉明徳)

〈春季高校野球千葉県大会地区予選:千葉明徳5−1千葉西〉◇12日◇第1地区代表決定戦◇千葉県総合SC

 4回から登板した千葉明徳エースの豊永 陸音投手(3年)がロングリリーフ。9回まで0で抑え見事勝利を収めた。

 千葉明徳の先発は田中 倫太郎(3年)。千葉西はサイドハンドのエース上田 浬久投手(3年)が先発した。

 試合は千葉西が3回2死二、三塁から、4番・小野 智博内野手(3年)の右前適時打で先制。しかし千葉明徳もその裏、1死満塁で5番・福島 悠暉捕手(3年)の3球目に捕逸で同点、さらにスクイズで勝ち越した。

 5回も1死満塁から、6番・深谷 俊介内野手(2年)が四球を選んで押し出し、7番・秋葉 遼ニ外野手(3年)の遊ゴロの間に1点を加え、この回2得点。7回裏にも2死一、二塁で秋葉が中前適時打を放ち1点を追加した。

 千葉西は3回以降チャンスを作るも、あと一本を出せずに苦しい試合展開となり、5対1で千葉明徳が勝利を収めた。

 千葉明徳のエースの豊永は4回からマウンドに上がり、ピンチを招くも踏ん張り、粘り強く投げていた。

 直球とスライダーの割合が多く、球速は球場のスピードガンで120キロ台中盤、スライダーは110キロ前後で、直球とスライダーのコンビネーションで打ち取るタイプだ。

 何度かピンチはあったものの勝負どころでコントロールの良さを発揮した。

 豊永は「ピンチの場面でのコントロールは良かったと思う。でも、先頭に対して簡単に打たれてしまった部分があるので、次の試合では先頭に簡単に打たれず必ず打ち取りたい」と収穫と反省を口にしていた。

 千葉明徳は試合の後半で、投手の好リリーフにより良いリズムで試合を進めることができた。今後もどのように試合展開を運んでいくか、岡野監督の采配にも注目していきたい。

(記事=鎌田 光津希

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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