立命館大vs近畿大
立命館大が投打で近畿大を圧倒！連勝で勝ち点を獲得
桃谷 惟吹（立命館大）
＜関西学生春季リーグ：立命館大11－1近畿大＞◇9日◇第1節2日目◇皇子山
立命大が5回までに11点を奪う猛攻で近畿大に勝利。連勝で勝ち点を獲得した。
立命館大は1回、1死二塁から3番・竹内 翔汰外野手（3年＝創志学園）の右前適時打で先制。3回には1死一、二塁から4番・西村 唯人内野手（4年＝高知）の右前適時打で1点を加えると、さらに一、三塁から5番・桃谷 惟吹外野手（4年＝履正社）の左前適時打でリードを3点に広げた。
序盤から試合を優位に進めた立命館大は攻撃の手を緩めない。3回に1点を返されたが、その直後の4回表に連続押し出し死球で2点を加えると、桃谷の犠飛と6番・田中 陸内野手（3年＝東山）の2点適時二塁打で追加点を奪い、この回だけで5点を加えた。
さらに5回表にも竹内と西村の適時二塁打などで3点を奪い、5回終了時点で10点リードと早くも試合の大勢を決定づける。投げては最速152キロ右腕の長屋 竣大投手（3年＝浜松開誠館）が先発して7回1失点と試合を作ると、リリーフの小林 大成投手（3年＝八王子）と遠藤 翔海投手（2年＝京都共栄）がそれぞれ1回を三者凡退に抑え、投打で近畿大を圧倒した。
17安打11得点と打線が爆発した立命館大。特に竹内、西村、桃谷のクリーンアップが12打数9安打8打点の大当たりだった。これには後藤昇監督も「調子が良いのでビックリしています」と驚きを隠せない様子だった。
この2試合で9打数7安打4打点の桃谷は「みんなキャンプから振り込んできて振る力が付いてきました」と練習の成果を実感している様子だった。
3月のオープン戦では立教大や慶応義塾大など関東の強豪校にも勝利している立命館大。その実力をリーグ戦に入ってもいかんなく発揮している。次節の京都大戦でも勝ち点を獲得して4年ぶりのリーグ優勝に突き進みたい。
連敗で勝ち点を落とした近畿大は2試合で17失点と投手陣に課題を残した。投手陣は崩れたこの日は外野手登録の阪上 翔也（2年＝神戸国際大附）が8回から登板。高校3年生の甲子園以来となる公式戦マウンドながら2回を無失点に抑えている。打っては4番を任される阪上は次節から二刀流として本格的に活躍を見せてくれるかもしれない。
（取材＝馬場 遼）
