News

オリックス最年長は41歳比嘉 野手では安達、T-岡田が牽引

2023.01.15

オリックス最年長は41歳比嘉 野手では安達、T-岡田が牽引 | 高校野球ドットコム
オリックス・比嘉幹貴

 春季キャンプ開始まで残り2週間ほどとなった。新人たちは各球団で合同自主トレを行い、プロの水に慣れようとしている。一方でベテラン選手たちはそれぞれのペースでトレーニングを行っていることだろう。

 さて、このオフも多くの選手が引退したが、各球団のベテラン選手事情はどのようになっているのだろうか。各球団の年長者3人を振り返ってみたい。(※年齢は2023年の満年齢)

 パ・リーグ3連覇、そして日本一2連覇を目指すオリックスは、昨シーズン最年長だった能見 篤史選手兼任コーチ(鳥取城北出身)が現役を引退した。それにともない最年長は比嘉 幹貴投手(41歳=コザ出身)となった。

 14年目を迎える比嘉は昨シーズン2年連続で30試合以上に登板。5勝0敗、1セーブ、5ホールド、防御率2.53と結果を出した。日本シリーズでも5試合に切り札的な存在で登板し無失点。日本一にも大きく貢献した。チーム最年長となる今シーズンも、昨シーズンと同じようにここぞの場面で切り札的な起用となりそうだ。

 比嘉に続くのが守護神の平野 佳寿投手(39歳=鳥羽出身)だ。昨シーズン終盤は阿部 翔太に守護神の座を一時、譲ったもののまだまだ健在。シーズンを通して48試合に登板。28セーブを挙げ防御率1.57。日米通算250セーブまで残り29セーブとなっており、守護神として1年を全うできれば名球会入りも見えてくる。

 比嘉と平野に続くのは安達 了一内野手(榛名出身)とT-岡田外野手(履正社出身)の野手陣ふたり。1988年生まれで35歳となるが、ともに早生まれのため学年では1987年生まれ世代(1987年4月2日〜1988年4月1日)となる。

 安達は右肋骨骨折の影響もあり65試合の出場にとどまった。それでも65試合の出場で打率.262(206-54)とまずまずの成績。また、慣れ親しんだ遊撃から二塁へとポジションが変わったが、守備はまだまだ健在。再びレギュラー争いに挑む。

 一方でT-岡田は苦しんだ。わずか35試合の出場で打率.149(87-13)、1本塁打と結果を残せなかった。年齢的にも今シーズンは勝負の年となる。

<2023年オリックス年長者上位3人>
※外国人選手除く
※2023年の満年齢

比嘉 幹貴(投手/41歳)
平野 佳寿(投手/39歳)
安達 了一(内野手/35歳)
T-岡田(内野手/35歳)

(記事=勝田 聡

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.06.15

西東京大会は激戦ブロックが続出!昨夏甲子園出場の日大三は国士舘と同ブロック!【2024年夏の甲子園】

2024.06.15

東東京の横綱に上り詰めた帝京、関東一の軌跡~前田三夫と小倉全由、2人の名将~【東西東京大会50周年物語③】

2024.06.15

【福島】日大東北がサヨナラ勝ち、帝京安積はコールド勝ちで4強入り<春季支部選手権大会>

2024.06.15

今年の東京は「スラッガー大豊作世代」! 超進学校に現れた「プロ入り明言」の二刀流、木製で本塁打量産の早実のスラッガーなどが夏を盛り上げる【注目選手リスト】

2024.06.15

“超不人気”だった東京の高校野球を「3つの出来事」が変えた! 東京ローカルチーム・桜美林の全国制覇、都立高の甲子園出場、そして……【東西東京大会50周年物語②】

2024.06.14

【福岡】九州国際大付は小倉商、東海大福岡は小倉南、春日は大川樟風、福岡大大濠は輝翔館と対戦【2024夏の甲子園】

2024.06.11

センバツ出場・東北のレギュラー左翼手がプロボクサー挑戦へ! エースはENEOS、主力は國學院大、国士舘大などへ進学【卒業生進路】

2024.06.14

15日に夏の甲子園抽選会!超激戦区・愛知が誇る逸材を一挙紹介!素材の宝庫・愛工大名電、中京大中京の149キロ右腕…そしてモイセエフはどこまで成長したのか?今年も全国クラスの逸材が点在!【注目選手リスト】

2024.06.11

【北海道】旭川支部の抽選会は12日!旭川実、旭川志峯など強豪の初戦の相手に注目<夏の甲子園予選組み合わせ>

2024.06.10

【沖縄】11日に抽選会!春の覇者・エナジック、ノーシードの沖縄尚学の対戦相手に注目<夏の甲子園県大会組み合わせ>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.05.21

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在33地区が決定、岩手では花巻東、秋田では横手清陵などがシードを獲得〈5月20日〉

2024.05.19

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在30地区が決定、青森では青森山田、八戸学院光星がシード獲得

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.05.20

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在31地区が決定、宮城では古川学園、仙台南、岩手では盛岡大附、秋田では秋田商などがシードを獲得