試合レポート

國學院久我山vs成蹊

2022.09.03

國學院久我山が2連覇へ好発進。先輩たちが成し遂げられなかった「春夏連続甲子園」へ

國學院久我山vs成蹊 | 高校野球ドットコム
先発・木津寿哉(國學院久我山)

<秋季東京都高校野球大会1次予選:國學院久我山13-1成蹊(5回コールド)>◇3日◇1回戦◇成蹊高校グラウンド

 去年の覇者で2連覇を狙う國學院久我山が登場した。対するのは新チームで躍進を狙う成蹊

 國學院久我山の先発は前チームから出場していた木津 寿哉投手(2年)。1、2回と立ち上がりを難なく乗り切る。

 試合が動いたのは2回裏、國學院久我山の攻撃。先頭から四死球などで満塁のチャンスを作ると、1年生ながら試合に出場している常木 竣一朗内野手の適時打などで2点を先制する。さらに1点を追加し、満塁の場面に3番で投手の木津を迎え、打った瞬間にそれと分かる満塁本塁打を放つなど、この回一気に8点を取るビックイニングになった。

 3回にも2番三塁の萩野 颯人内野手(2年)と、木津の再びの適時打で2点を追加し、10点をリードする。

 反撃したい成蹊も4回、先頭の2番鈴木仁内野手(1年)が安打で出塁すると、4番遠山 頼人投手(2年)の内野ゴロの間に1点を返す。

 しかし、國學院久我山は4回にも1番松本 宗二郎(2年)に適時打が飛び出すなど、國學院久我山は3点を追加した。

 最終回のマウンドに登った田村 将樹投手(1年)が落ち着いた投球で試合を締めくくり、國學院久我山が13-1で勝利した。

 國學院久我山のスタメンには1年生が3人抜擢された。1年生で4番の原には尾崎監督もずば抜けていると期待している。他の矢野、常木も監督、先輩たちからの信頼は厚い。

 國學院久我山の原田主将は「去年は先輩たちに良い経験をさせてもらえた。先輩たちが成し遂げられなかった春夏連続甲子園出場を果たしたい」と語った。

 成蹊は3安打に抑えられてしまったが良い当たりが多かった。一冬を越えれば、春季大会が楽しみなチームになると感じた。

 選手全員が結束していた國學院久我山ナイン。この勢いのまま東京大会2連覇、そして2年連続のセンバツ出場を目指す。

(記事=編集部)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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