どちらもドラフト候補擁する智辯和歌山vs報徳学園の名門校カードが激アツ!
榊原七斗(報徳学園)、渡部海(智辯和歌山)
トーナメント表
・近畿大会の勝ち上がり
28日に予定されている春季近畿地区高校野球大会の準決勝はどちらも好カードだが、特に智辯和歌山vs報徳学園(兵庫)の一戦はハイレベルな熱戦が予想される。
報徳学園の投打の中心は榊原七斗投手(3年)。140キロ前半の速球と切れのある変化球を投げ分ける完成度の高い投球は県内屈指。初戦の市立和歌山戦では本塁打を放つなど、投打ともに調子が上がっている。初戦では登板しなかったが、智辯和歌山戦では登板する機会は訪れそうだ。
打線では、この世代では屈指の強肩を誇る1番堀柊那捕手(2年)が巧打も光る。2番岩本聖冬生外野手(2年)は抜群の俊足を武器にする好打者で、チャンスメイクが上手い。9番・金澤阿呂空内野手(3年)が初戦で2安打3打点をマークするなど、ミート力が高い選手は多い。
智辯和歌山も初戦では11安打を放ってコールド勝ちを収めた。強肩の渡部海捕手(3年)がトップクラスの強打を誇り注目される。来年を代表する右の強打者・青山達史外野手(2年)も打撃は好調だ。
投手陣では初戦は塩路柊希投手(3年)が6回を無失点勝利。148キロ右腕・武元一輝投手(3年)も控えている。登板の可能性はあり、本塁打も打てるスラッガーぶりを発揮できるか。
どちらもタレントが揃った名門校同士の対決はハイレベルな熱戦が期待できる。
(文=河嶋 宗一)