浦和学院が3季連続V、昌平の吉野は楽天1位指名!波乱もあった2021年埼玉の上位進出校を振り返る
吉野創士(昌平)、宮城誇南(浦和学院)
高校野球界は12月1日からアウトオブシーズンに入った。来年3月5日まで対外試合が禁止となり、多くのチームがオフシーズンの強化練習を行っているだろう。埼玉では浦和学院が3年ぶりに夏の甲子園に出場。2回戦で日大山形に3対4で惜敗し初戦突破とはならなかったが、健闘を見せた。そのほか今年、埼玉県で行われた主な公式戦の上位進出校は以下の通り。
<春季埼玉県大会>【トーナメント表】
優勝:浦和学院
準優勝:花咲徳栄
ベスト4:上尾、昌平
ベスト8:立教新座、春日部共栄、埼玉栄、浦和実
<第103回埼玉大会>【トーナメント表】
優勝:浦和学院
準優勝:昌平
ベスト4:川口、春日部共栄
ベスト8:山村学園、立教新座、星野、松山
<秋季埼玉県大会>【トーナメント表】
優勝:浦和学院
準優勝:花咲徳栄
ベスト4:聖望学園、上尾
ベスト8:川越東、浦和麗明、浦和実、大宮東
2021年の大会は浦和学院が3季連続で頂点に立った。新チームとなった秋の大会でも優勝し、関東大会で4強入りし来春センバツ大会出場に大きく前進した。
高校通算56本塁打のスラッガー、吉野創士外野手を擁した昌平も躍進した。昨秋は県大会初優勝を果たすと、春は4強、夏は準優勝の結果を収めた。そして今年のドラフト会議で吉野は楽天に1位指名を受け、同校初のプロ野球選手となった。
5大会連続の夏甲子園出場中で絶対王者に君臨していた花咲徳栄は、この夏の5回戦敗退で連続出場記録が途絶えた。それでも正捕手の味谷大誠が中日に4位指名を受け、遊撃手の浜岡 陸が法政大へ、夏の大会は主将を務めていた飛川 征陽外野手は日本大へ進学が決まるなど次のステップでも活躍が期待される。