18年U-18メンバーから5名の幹部が誕生 早稲田大、日本大など名門校で主将任される
左上から中川卓也、蛭間拓哉、峯圭汰、奈良間大己、根来龍真
第100回大会を盛り上げたミレニアム世代も気が付けば3年の月日が流れ、2022年で4年が経つ。大学進学組はいよいよドラフトイヤーを迎えるにあたり、注目度が高まっている。事実、先日愛媛県松山市で開催された大学代表候補合宿では、多くのメディアが駆け付け、成長したミレニアム世代の活躍ぶりを報道した。
そんな大学新4年生世代を引っ張ってきた2018年のU-18代表メンバーを改めて振り返ると、大学進学組の多くが各チームの幹部を任されていることが分かった。
まずは早稲田大に進学し、大学代表候補にも名を連ねた中川 卓也と蛭間 拓哉。
大阪桐蔭時代にも主将を任された中川は、早稲田大でも主将に就任。蛭間が副主将を任されることになった。ともに早くからチームの主力選手として活躍をし、中川は2021年の秋季リーグで自身初のベストナイン受賞。蛭間も春季リーグでベストナインを獲得しており、リーグを代表する選手に成長してきた。大学野球最後の1年は幹部として、より一層の責任を背負うことになる。プレーのみならず、2人の一挙手一投足にも注目だ。
東都大学野球の1部に所属する名門・日本大で奮闘する峯圭汰は、主将に抜擢された。これまでは代走での出場が多かったが、マンモス大学としても知られる日本大は選手層が厚い。主将として大所帯をまとめられるか、名門復活のためにも峯の主将としての手腕がカギとなりそうだ。
そして東都2部リーグにいる立正大では奈良間大己が主将、国士舘大では根来龍真が副主将と2018年の常葉菊川の顔とも呼べる2人が揃って幹部入りした。1部昇格を目指し、個人のプレーはもちろんだが、幹部としてもチームを牽引することができるか。
結局、大学進学組8人中5人が幹部入りという結果になり、改めて実力はもちろんだが、プレー以外の面も光るものがあったことを再確認できた2018年のU-18メンバー。プロの世界では小園 海斗らが奮闘しているが、彼らに負けじと2022年の大学野球界を盛り上げてほしい。
<アマチュア組>
・大学
板川 佳矢(横浜ー国際武道大)
野尻 幸輝(木更津総合ー法政大)
★根来 龍真(常葉菊川ー国士舘大)
★中川 卓也(大阪桐蔭ー早稲田大)
日置 航(日大三ー明治大)
★奈良間 大己(常葉菊川ー立正大)
★蛭間 拓哉(浦和学院ー早稲田大)
★峯 圭汰(創成館ー日本大)
<プロ入りメンバー>
柿木 蓮(大阪桐蔭ー日本ハム)
渡邉 勇太朗(浦和学院ー西武)
吉田 輝星(金足農ー日本ハム)
市川 悠太(明徳義塾ーヤクルト)
山田 龍聖(高岡商ーJR東日本) ※2021年のドラフトで巨人から指名
奥川 恭伸(星稜ーヤクルト)
根尾 昂(大阪桐蔭ー中日)
小園 海斗(報徳学園ー広島)
藤原 恭大(大阪桐蔭ーロッテ)
★=主将、もしくは副主将
(取材:田中 裕毅)