News

【動画】黄金時代到来か?甲子園ベスト4の近江は二刀流・山田が主将に就任

2021.10.04

 滋賀の名門・近江。この夏は大阪桐蔭を破って甲子園ベスト4まで勝ち進んだ。15年以降、夏の甲子園出場(16年、18年、19年、21年)と安定して実績を残している。

 そんな近江は甲子園を沸かせた二刀流・山田陽翔が主将に就任。多賀監督は「彼の性格からしても主将にして、今まで通りチームの柱としてやっていくのがあいつには一番いい形かなと」

 もちろん山田の負担を減らしたい思いはある。影でサポートに徹している二塁手・津田基の役割が大きく、ダブルキャプテンのような役割を発揮している。

「津田にはお前が普段のキャプテンだと、日常の練習においてはお前が仕切るという形でやっているんですけど、去年の春山以上に彼の生真面目さが、練習開始が去年より10分早くなりましたね。びっくりするほどの早さです。キャプテンのそういう姿勢が出て、僕はそういう形にして良かったと思います」

 強いチームは選手自ら良い規律、スピード感を持った組織づくりをする。津田のキャプテンシーは模範となるものであり、多賀監督も高く評価している。この秋は山田を極力使わずに勝ち上がってきた。3位決定戦でスタメン出場した山田は満塁本塁打を放ち、役者ぶりを発揮したものの、ここまで勝ち上がったのは短い期間ながら、キビキビとしたチーム作りをしてきた津田の役割が大きいようだ。

 3位決定戦に勝利し、近畿大会を決めた近江。山田はこう意気込んだ。

「全国制覇は新チーム開始からずっと言ってきたので、先輩たちにたくしてくださった全国制覇の夢を、僕たちの代で成し遂げたいと思います」

 浮つくことなく、選手自ら意識が高いチームを作り上げる近江。近畿大会での躍進に期待だ。

 高校野球ドットコムの動画チャンネルでは、多賀監督、山田が振り返る甲子園ベスト4の要因、新チームの戦力状況、近江で個性的な選手が育つ理由など高校野球ファン必見の内容となっている。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.20

【春季京都府大会】センバツ出場の京都国際が春連覇!あえてベンチ外だった2年生左腕が14奪三振公式戦初完投

2024.05.20

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在31地区が決定、宮城では古川学園、仙台南、岩手では盛岡大附、秋田では秋田商などがシードを獲得

2024.05.21

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在33地区が決定、岩手では花巻東、秋田では横手清陵などがシードを獲得〈5月20日〉

2024.05.20

【秋田】横手清陵と本荘が8強入り、夏のシード獲得<春季大会>

2024.05.21

いまも3人が現役で奮闘中! 200勝達成したダルビッシュの同期生

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.17

「野球部や高校部活動で、”民主主義”を実践するには?」――教育者・工藤勇一さん【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.5】

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.19

【東海】中京大中京がコールド勝ちで17年ぶり、菰野は激戦を制して23年ぶりの決勝進出<春季地区大会>

2024.05.18

【秋田】明桜がサヨナラ、鹿角は逆転勝ちで8強進出、夏のシードを獲得<春季大会>

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?