伝統を受け継いで連続出場を果たした球児に晴れの舞台
大会10連覇を達成した作新学院
9日より第103回全国高等学校野球選手権大会が開幕する。5チームが夏の甲子園初出場となるが、一方で連続出場となる学校はどれだけいるのか。今回は夏の甲子園に連続出場する学校を取り上げていきたい。
<連続出場となる学校>
栃木:作新学院(10大会連続16度目)
群馬:前橋育英(5大会連続6度目)
新潟:日本文理(2大会連続11度目)
富山:高岡商(4大会連続21度目)
福井:敦賀気比(3大会連続10度目)
静岡:静岡(2大会連続26度目)
滋賀:近江(3大会連続15度目)
奈良:智辯学園(2大会連続20度目)
和歌山:智辯和歌山(4大会連続25度目)
鳥取:米子東(2大会連続15度目)
島根:石見智翠館(2大会連続15度目)
香川:高松商(2大会連続21度目)
高知:明徳義塾(2大会連続21度目)
熊本:熊本工(2大会連続22度目)
沖縄:沖縄尚学(2大会連続9度目)
最多は栃木大会を制した作新学院の10大会連続だ。次いで群馬代表・前橋育英の5大会連続出場、そして高岡商と智辯和歌山の4大会連続となる。どの学校も地方大会ではライバルたちからの厳しいマークにあいながら、何とか勝ち抜いて甲子園に連続出場を果たした。
なかでも前橋育英は皆川 岳飛、智辯和歌山は徳丸 天晴といったスラッガーを擁する。甲子園でも自慢のバッティングを発揮するか注目される。他にも敦賀気比・大島 正樹や智辯学園・前川 右京といった3年生や、高松商・浅野 翔吾の2年生スラッガーも外せない。
投手では静岡・高須 大雅や明徳義塾・代木 大和、近江の2年生右腕・山田 陽翔なども見逃せない選手である。
先輩たちが築き上げた連続出場の記録を守り抜いた各校の注目選手たちが、聖地甲子園でどういったプレーを見せるのか。今から楽しみである。