鹿児島実vs吹上
8回、2点を返したが…・吹上
前日から雨が降り続き、第2試合以降は早々と順延を決定。午前9時開始の第1試合のみ、天候の回復を待ち、午後2時15分から5時間15分遅れてスタートした。
今春の鹿児島大会優勝の鹿児島実に、昨秋8強の吹上が挑んだ。
試合が動いたのは3回裏、鹿児島実が4安打を集中し、3番・城下 拡主将(3年)のライト前タイムリー、6番・赤﨑 智哉(2年)のレフト前タイムリーで2点を先取した。
4回裏は城下の犠牲フライ、4番・板敷 昂太郎(3年)のレフト前タイムリー、中軸の連続得点で2点を追加。6回は藤田 和真(2年)のセンター前タイムリーで5点目を挙げた。
鹿児島実の先発・大村 真光(3年)の前に7回まで散発6安打に抑えられ三塁が踏めなかった吹上だったが8回に反撃。二死二三塁と下位打線でチャンスを作り、2番・柳野 タケル(3年)のライト前タイムリーで2点を返し、3点差とした。
何とか粘って9回の反撃に期待したかった吹上だが、鹿児島実打線がそのスキを与えない。その裏、下位打線から4安打を集中し、1番・井戸田 直也(3年)のセンターオーバー二塁打で7点差とし、コールド勝ちを決めた。
(文=政 純一郎)