大阪桐蔭との再戦に智辯学園ナインが闘志を燃やす
智辯学園・山下陽輔主将
第83回選抜高等学校野球大会の組み合わせ抽選会が23日に行われ、昨秋の近畿大会を制した智辯学園は大会第4日の第2試合で大阪桐蔭との対戦が決定。近畿大会決勝と同じカードが組まれることになった。
出場32校のうち、一番初めにクジを引いた山下陽輔主将(2年)だが、対戦相手がなかなか決まらず、残るは大阪桐蔭と東海大相模だけ。31番目にクジを引いた池田陵真主将(2年)が智辯学園との対戦を引き当て、黄金カードが実現する形となった。
学校のグラウンドで練習をしていた智辯学園の選手たちは大阪桐蔭との対戦を知ると、思わず歓声を上げた。主砲の前川右京(2年)は昼食中にチームメイトと「大阪桐蔭と対戦したい」と話していたようで、「甲子園でもう一回勝って智辯学園の方が上だと示したい」と意気込んでいた。
山下も相手が大阪桐蔭に決まった時は「マジか」と思ったそうだが、「遅かれ早かれどこかで当たるかなと思っていたので、それが初戦だったというだけです。目標が日本一なので、自分たちの野球をして、頑張りたいと思います」と動揺することなく、静かに闘志を漲らせていた。
抽選会中の智辯学園の様子
この日は午前中にシートノックやフリー打撃などを行い、ブルペンでは西村王雅(2年)と小畠一心(2年)の投手二枚看板が勢いのある球を投げていた。午後からのシート打撃でも野手陣が快打を連発。強力打線に磨きがかかっているように感じられた。
「例年と比べていい感じで仕上がっています。この学年は自信を持っているので、勢いをつけられるように頑張りたいです」と話す小坂将商監督。この世代は投手の西村、小畠、野手の前川、山下と下級生から主力で活躍している選手が多く、5年ぶりの優勝も十分に狙える陣容だ。
「投手力が春は大事になってくる。バッターは繋ぐという気持ちでやらせたいです」と勝負のポイントを語った小坂監督。注目の好カードはどんな試合になるだろうか。
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・第93回選抜高等学校野球大会
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