健大高崎 県勢初の選抜Vなるか
小澤 周平(健大高崎)
今年のセンバツには群馬県勢からは健大高崎が2年連続で出場を果たす。秋季関東大会2連覇を達成し、一昨年の明治神宮大会では準優勝を果たし、全国大会でも結果を残している。健大高崎を筆頭に桐生第一や前橋育英など強豪がひしめく群馬県。そんな群馬県勢はセンバツの舞台ではどのような成績を収めているだろうか。過去10大会でベスト8以上の成績を挙げたチームは以下の通り。
【選抜過去10大会で8強以上の成績を残した群馬県勢】
2012年(第84回大会)
・健大高崎 ベスト4
2014年(第86回大会)
・桐生第一 ベスト8
2015年(第87回大会)
・健大高崎 ベスト8
2017年(第87回大会)
・健大高崎 ベスト8
過去10大会では、健大高崎が3度、桐生第一が1度の計4度8強以上の成績を収めている。これは大阪勢の7度に次ぐ2番目の多さだ。また2012年は健大高崎と高崎、2017年には健大高崎と前橋育英の2校出場を果たしており県勢のレベルの高さがうかがえる。
群馬県勢は1996年(第68回大会)から2011年(第83回大会)までの出場した11大会連続で初戦敗退を喫していたが、2012年の第84回大会では、健大高崎がベスト4進出を果たした。準決勝では後に優勝する大阪桐蔭と対戦し1対3で惜敗した。
2014年の第86回大会で8強入りした桐生第一は広島新庄との2回戦では引き分け再試合を制す健闘をみるも、準々決勝で後に優勝する龍谷大平安にサヨナラ負けを喫した。
近年では、2013年夏には全国制覇、2016年から4年連続夏の甲子園出場の前橋育英も含め、全国の舞台でもでも結果を残している群馬県勢。しかしこれまでのセンバツ大会の最高成績は準優勝。今大会出場する健大高崎は群馬県勢初の優勝を果たすことができるか、注目だ。
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