12球団No.1のメンツが揃う西武打線 渡部健人らスラッガーの加入で次世代も充実
森 友哉(大阪桐蔭出身)
2020年はリーグ3位でシーズンを終えた西武。18年、19年はリーグ2連覇を達成していた西武だが、昨年のレギュラーのドラフト指名順位はどうだっただろうか。昨シーズン300打席以上を記録した野手は以下の通り。
【300打席到達者】
捕手 森 友哉 (大阪桐蔭出身) 2013年1位 高卒
一塁手 山川 穂高(中部商出身) 2013年2位 大卒
二塁手 外崎 修汰(弘前実出身) 2014年3位 大卒
遊撃手 源田 壮亮(大分商出身) 2016年3位 社会人
左翼手 スパンジェンバーグ
中堅手 金子 侑司(立命館宇治出身)2012年3位 大卒
右翼手 木村 文紀(埼玉栄出身) 2006年1位 高卒
指名打者 栗山 巧 (育英出身) 2001年4位 高卒
西武で昨季300打席以上到達した野手はこの8名。1位指名の木村 文紀と森 友哉を筆頭に上位指名の選手は6名が名を連ねた。19年首位打者の森、本塁打王2度の山川の2013年入団コンビ、ベストナイン4度、08年最多安打の栗山とタイトルホルダーがずらりと並ぶ打線は12球団No.1と言える。
しかし、昨季は2001年2位の中村 剛也(大阪桐蔭出身)が故障離脱などで297打席で未到達となり本塁打も9本と不調だった。さらに不動のリードオフマンだった秋山 翔吾(横浜創学館出身)のメジャー移籍も大きな痛手だった。それでも近年の破壊力のある打線を見ると上位指名の野手がしっかり成長している印象を受ける。
そんな中、2016年4位の鈴木 将平(静岡出身)や2018年3位の山野辺 翔(桐蔭学園出身)、2015年7位の呉 念庭(岡山県共生出身)などの若手の出場機会が増えアピールを続けた。
そして昨年のドラフトでは、1位に桐蔭横浜大の渡部 健人、3位に東海大相模の山村 崇嘉、7位に大阪桐蔭の仲三河 優太など大学、高校を代表するスラッガーをはじめ7名の野手を指名した。強力な新戦力たちが加わりった西武野手陣の来季の奮起ぶりには注目だ。
関連記事
◆体重で話題の埼玉西武1位の渡部健人。重量級の山川、井上は1年目から二軍で異次元の成績を残していた
◆山村 崇嘉(東海大相模)、仲三河優太(大阪桐蔭)のU-15代表コンビは埼玉西武で強打者として覚醒できるか?
◆【写真】高校時代からすごい!渡部健人の腕