スラッガー・渡部海夢(東海大甲府)の名を大きく広めた決勝戦の特大弾
渡部海夢(東海大甲府)
■高校野球ドットコム 独占インタビュー New!
スラッガー・渡部海夢(東海大甲府)の強みは実戦に即した努力ができること。最後の夏に才能が開花!【後編】
2011年ドラフト1位・高橋周平(中日)、2013年ドラフト1位の渡邉諒(北海道日本ハム)を筆頭に、野手の逸材を次々と輩出する東海大甲府。
今年、プロ志望届けを提出したのが、渡部海夢だ。178センチ84キロと、筋力トレーニングを徹底する東海大甲府の環境で揉まれたその肉体は引き締まりながら、強靭なパワーを生み出している。高校通算21本塁打だが、その1本は山梨独自大会で優勝を決定づける場外本塁打だ。その飛距離について村中秀人監督は高橋周平(中日)と引き合いに出しながらこう比較する。
「周平より飛距離はあるなと思うときはありますし、ひと目で大きい体をしているわけではないのに、これほど飛ばすというのは、それは本人の持って生まれたものだけではなく、努力して出来上がったものだと思います」
村中監督が語った努力。これこそ現在の渡部の長打力を築き上げた。打撃理論を語らせれば、実に具体的。村中監督は思考力の高い渡部に、後輩へのアドバイスもお願いし、後輩の打撃力向上に一役買っている。今やプロ注目選手となった渡部の歩みを振り返る。
ドラフト2020関連記事
◆最速151キロ、二季連続甲子園ベスト4も…。もがき苦しんだ中森俊介(明石商)の2019年
◆世代屈指の剛腕・高橋宏斗(中京大中京)はなぜ圧倒的なピッチングをテーマにしているのか?
◆ドラ1を現実化へ。世代を代表するスラッガー・来田涼斗(明石商)の課題