試合レポート

枕崎vs池田

2020.09.27

3番手・横原、いぶし銀の活躍・枕崎

枕崎vs池田 | 高校野球ドットコム
枕崎・横原

 2点差を追いかける池田は6回表、5番・河野信之介(2年)、6番・有馬康平主将(2年)の連続タイムリーで同点に追いつく。

 その裏、枕崎は押し出しで再び勝ち越す。

 7回表、池田が5番・河野のライトオーバー二塁打で同点に追いつけば、その裏、枕崎は6番・古川海(2年)のレフトオーバー二塁打で突き放した。

 9回表、池田は無死一塁から送りバントが悪送球を誘い、一走が生還して土壇場で同点に追いついた。

 延長に入ってからは12回までお互いに決勝点が奪えず、13回からタイブレーク方式へ。表を無失点で守り抜いた枕崎がその裏、一死満塁として2番・今村道生(1年)がライトオーバーのタイムリーヒットを放ち、2時間56分の死闘に決着をつけた。

 終盤で同点に追いついた池田が勢いづく中、枕崎は10回途中からリリーフした3番手・横原翔太(1年)のいぶし銀の活躍が光った。先頭打者が四球で出塁したところでマウンドに立った横原は送りバントを迷わず二塁送球で刺した。12回も同じくバント処理で二塁アウトを取っている。タイブレークとなった13回は無死一二塁からの送りバントで三塁アウトをとった。3つの好フィールディングがチームを救った。

 その裏、無死一二塁の場面ではきっちり送りバントを決め、今村の決勝タイムリーを演出した。

(文=政 純一郎

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.19

【東海】中京大中京がコールド勝ちで17年ぶり、菰野は激戦を制して23年ぶりの決勝進出<春季地区大会>

2024.05.20

【春季京都府大会】センバツ出場の京都国際が春連覇!あえてベンチ外だった2年生左腕が14奪三振公式戦初完投

2024.05.19

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在30地区が決定、青森では青森山田、八戸学院光星がシード獲得

2024.05.20

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在31地区が決定、宮城では古川学園、仙台南、岩手では盛岡大附、秋田では秋田商などがシードを獲得

2024.05.19

【宮崎】日章学園、富島、小林西などが初戦を突破<県選手権大会地区予選>

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.17

「野球部や高校部活動で、”民主主義”を実践するには?」――教育者・工藤勇一さん【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.5】

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.19

【東海】中京大中京がコールド勝ちで17年ぶり、菰野は激戦を制して23年ぶりの決勝進出<春季地区大会>

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?