佼成学園vs都立永山
今夏西東京準Vの佼成学園が完封コールド発進!1年生の4番・重藤に本塁打
試合を決める本塁打を放った佼成学園の4番・重藤 琳太郎(176センチ・70キロ、福岡・八幡南ボーイズ)
今夏西東京大会決勝で涙をのんだ佼成学園は13日、都立永山と秋季一次予選の初戦を迎え、5回コールドの10対0で完勝。悲願の東京制覇へ向け好スタートを切った。
この試合は終始、佼成学園がペースを握った。初回、1番・一瀬 和生が三塁打で出塁すると、2番・野沢 京平の犠飛であっさり先制。その後も得点を積み重ね、5回には、1年生で4番を勝ち取った重藤 琳太郎(176センチ・70キロ、福岡・八幡南ボーイズ)が放ったライナー性の打球は3ラン本塁打となり5回10点差で試合を決めた。
起用に応えた重藤に対し、佼成学園の藤田 直毅監督は、「ヒット1本ぐらい出れば良いかなと思っていたので、(本塁打は)素晴らしい。今後がさらに楽しみです」と労った。
また、「ここ最近調子が良い選手を並べた」という初戦のオーダーには4番に重藤、5番に中嶋 友哉、そして先発に大貫 秀一朗と3人の1年生を起用。先発の大貫は5回を投げ、被安打1の無失点と好投。下級生の活躍が光る試合だった。
それでも、1週間毎に試合が行われる東京の秋季大会に藤田監督は、「10月には全く違う布陣になっていると思う」とレギュラー争いに発破をかけた。
福岡から上京し寮生活を送る重藤は「東京が1番注目を浴びられると思い佼成学園に入学しました。自分をアピールしていきたい」と力強くコメントした。
(記事=藤木 拓弥)