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下慎之介(健大高崎)、151キロ右腕・氏家蓮(大崎中央)がブルペン入り!好投手たちを徹底レポート

2020.09.05

下慎之介(健大高崎)、151キロ右腕・氏家蓮(大崎中央)がブルペン入り!好投手たちを徹底レポート | 高校野球ドットコム
健大高崎・下 慎之介

 9月5日、NPB・日本高野連合同練習会初日が開催された。NPB51人・アマチュア9人と合わせて60人のスカウトが来場した。初日はシート打撃はなかったが、多くの投手が志願してブルペン入りした。

 球筋は見えなかったが、投げるフォームの印象だけレポートしていきたい。

下 慎之介健大高崎)・・・志願して、ブルペン入り。右足を挙げた時、左足でしっかりと立ったバランスの良い投球フォームをしていた。独自大会、甲子園で調子を崩していただけに練習会で抜群の内容を示したい。下は「打者を打ち取るイメージを湧かせながら投げることができた。明日は力を出せるよう頑張ります!」と意気込んだ。

北沢 勇都浜松湖北)
188センチの大型左腕。しなやかな腕の振りは素晴らしいものがある。

髙橋 楽静清)・・・186センチの大型右腕。体の使い方がうまく、胸郭を使って、振り下ろす豪快な投球フォームは躍動感を感じる。

氏家蓮大崎中央)・・・最速151キロを計測し、注目度を大きく挙げた好投手。コンパクトな体の使い方を腕の振りを見せる投手。氏家は「多くのプロ注目の選手がいる中で野球ができたことは非常に楽しかった。明日は結果にとらわれず、自分が持っているものをすべて出し切ります」とコメント。実戦登板でどんなストレートを投げ込むのか、注目が集まる。

辻垣高良学法福島)…昨秋は85イニングで89奪三振を記録した好左腕。右足を小刻みに揺らしながら足を上げていき、スムーズな旋回から腕を振る投手だ。肘が立った投球フォームで、土台もよく、素材の良さが伺える。

美又王寿浦和学院)・・・体をコンパクトに使って鋭く腕を振っていく148キロ右腕。秋よりもだいぶサイドに近い体の使い方となり、シャープな腕の振りは潜在能力の高さを実感する。

豆田泰志浦和実)・・・伸びのある直球を武器に2年夏に浦和学院を完封し、大きく評判をあげた好投手。左腕をうまく使って、打者よりで離すことができる投球フォームで伸びのあるストレートを投げ込むことができていた。

松本翔吾浦和実)・・・豆田の影に隠れていたが、左腕のグラブをうまく使って、体をコマのように使って鋭く腕を振っていく最速133キロを誇る右サイド。

シャピロ マシュー 一郎(国学院栃木)…セットポジションから始動し、左足を高々を上げていき、真っ向から振り下ろす191センチ右腕。いわゆる粗削りだが、投げ方だけでパワーが伝わる好投手だ。

西濱勇星関東学園大附)・・・群馬大会で最速146キロを計測した本格派右腕。とにかく体の使い方が抜群によく、上半身、下半身が連動した形で鋭く腕を振っていける好投手。

菅谷大紀日体大柏)・・・日体大柏では主に中継ぎとして活躍。左足を高々と上げていき、やや二段モーション気味で真っ向から振り下ろす143キロ右腕。真上から振り下ろすフォームは、いかにも速球を投げられる投球フォームだ。

太田大和山形中央)・・・近年、プロ輩出が目立つ山形中央が誇る好左腕。セットポジションから始動し、小さく足を上げながら滑らかな体重移動から左腕を巻き付かせて投げるフォーム。コントロールの良さが伺える投手だった。

坂田 光優(足立学園)・・・最速145キロを誇る本格派右腕。右スリークォーターから切れのある速球を投げ込む。夏の大会と比べても状態の良さは伺え、スムーズな体重移動で投げることができていた。

水上 遥貴都立保谷)…この夏、3回戦まで進出。都内でも無名だが、最速136キロを誇る本格派右腕。ゆったりと左足を上げていき、重心を落として、左腕のグラブをすぐ巻き込んでスリークォーター気味に腕を振っていく投球が光る。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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