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明るさと粘り強さで大会へ!昨秋4強・宗像が独自大会までに取り組んできたこと

2020.07.21

明るさと粘り強さで大会へ!昨秋4強・宗像が独自大会までに取り組んできたこと | 高校野球ドットコム

 4地区に分かれて、各地区で独自大会を開催している福岡県。その4地区のうちの1つである福岡中央地区で優勝を目指すのが宗像だ。

 昨夏の大会は2回戦で姿を消したが、昨秋は県大会ベスト4まで勝ち進む躍進を見せた。チームを率いる岡本光成監督は、「最初は手ごたえなどはなかったんですが、8月の福岡中央地区の新人戦で接戦をモノにして、準優勝出来たことで自信を深められたのが大きかったと思います」とチームの躍進を分析する。

 3年生を中心に劣勢でも諦めないチームの明るさも結果に繋がったと考えるが、今年のチームのウリである『粘り強さ』がベスト4進出の原動力となった。ただ九州大会にはあと少し届かず、宗像はさらなるレベルアップを図った冬場を過ごしたが、新型コロナウイルスで春は活動を自粛することとなった。

 主将と電話で選手たちの様子を聞くなどしていたが、選手たちに自主練習に取り組ませて活動再開を岡本監督は待ち続けた。そして、5月25日から授業時間を短縮しながら学校が再開。部活動も制限をかけながらだが、再びスタートした。

 再開後は2時間程度の制限をかけながら活動をしたが、5月20日の夏の甲子園、地方大会の時は岡本監督も頭を抱えたとのことだ。
 「非常に残念と言うのがありましたが、どうしようもできないところでしたので、前を向いていこうと思いましたが、なかなか受け入れられなかったです」

 なかなかモチベーションを上げられないところもあったが、福岡県では独自大会を地区ごとで開催。「(大会を)開催しようと動いておりましたので、大きく変化をしたわけではないですが、『最後までやり切ろう』と練習をしてきました」と集大成の舞台へ調整を続けていきた。

 実戦感覚を養いながらコンディションを上げてきた宗像。岡本監督は「今までと変わらず、1つでも多く勝てればと思います」と独自大会への想いを語る。初戦となった18日、苅田工との試合は5対0と好調なスタートを切った宗像。最後の舞台で持ち味の粘り強さで優勝まで駆け上がるか、注目だ。

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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