News

猛打連発の堂林翔太(中京大中京出身)に訪れた高校の先輩・稲葉、嶋とのある共通点とは?

2020.07.18

猛打連発の堂林翔太(中京大中京出身)に訪れた高校の先輩・稲葉、嶋とのある共通点とは? | 高校野球ドットコム
広島東洋カープの堂林翔太

 広島東洋カープの堂林翔太中京大中京出身)の勢いが止まらない。

 7月16日の巨人戦で右中間スタンドへ今シーズン第4号、そして7月17日の東京ヤクルト戦では5打数4安打の大活躍。

成績は打率.446、4本塁打、15打点。さらには得点圏打率.524と走者が出たらこれほど恐ろしい打者はいない。もちろん打率、得点圏打率はセ・パ両リーグでも単独トップで、安打数は東北楽天の鈴木大地桐蔭学園)の34安打の1本差に迫る状況だが、鈴木は24試合出場に対し、堂林は19試合で33安打なのだから、恐ろしいペースで安打を打っていることがよくわかる。

 今年は105試合に出場して79安打を放った2013年、93試合に出場し、70安打と放った2014年よりもすごいペースで、19試合で半数近い33安打を打っているのだから、これは復活というより「進化」をしている表現がぴったりだろう。

 今回紹介したいのは、過去に活躍を見せてきた中京大中京出身の野手たちの29歳シーズンでキャリアハイに数字を残していることだ。

 その実例として、1人目は稲葉篤紀(法政大ーヤクルト-北海道日本ハム)。28歳だった2000年は87試合にとどまったが、29歳となった2001年は138試合出場、打率.311、25本塁打、90打点の大活躍でリーグ優勝、日本一を達成。ベストナインも受賞している。

 また嶋基宏(国学院大-東北楽天-東京ヤクルト)は29歳だった2013年、キャリアハイの134試合に出場し、リーグ優勝。日本一に貢献。ベストナイン、ゴールデングラブも受賞し、選手キャリアとして最も輝いた年だった。

 中京大中京出身の堂林が先輩2人と同じく29歳のシーズンでこうした活躍を迎えているのは驚きという言葉しかない。もちろん先輩と同じくキャリアハイの成績を残すことができれば、堂林の今後、30代シーズンにとって大きな影響を与えるのではないだろうか。ぜひ今後も安打を量産し続けることを期待したい。

関連記事
【緊急企画】母校や応援している高校の球児たちに、あなたのエールを届けよう!
21世紀枠候補校屈指の右腕・隼瀬一樹(伊香)の進化のきっかけは練習試合観戦【前編】
21世紀枠候補に選出された伊香(滋賀) 滋賀学園に金星をあげることができた理由【前編】

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.16

涙の甲子園デビューから大きくレベルアップ!前橋商の192センチの剛腕・清水大暉は、高速スプリットで群馬県大会19回1失点、22奪三振の快投!<高校野球ドットコム注目選手ファイル・ コム注>

2024.05.16

【2024年春季地区大会最新状況】全道大会は出場校決定、関東と東海は18日に開幕

2024.05.16

U-18代表候補・西尾海純(長崎日大)、甲子園で活躍する幼馴染にむき出しのライバル心「髙尾響には負けたくない」

2024.05.16

【秋田】夏のシードをかけた3回戦がスタート、16日は大館鳳鳴などが挑む<春季大会>

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.13

大阪桐蔭、山梨学院、慶應義塾…強豪校・名門校の昨年度卒業生はどの進路を歩んだのか?【卒業生進路一覧】

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?