940安打の中村晃、17年甲子園優勝投手・清水達也など…。埼玉西武が支援する埼玉中学軟式は宝の山
高校時代の清水達也(現中日)と中村晃(現福岡ソフトバンク)
埼玉西武ライオンズは7月9日、埼玉県中学生野球連盟との間で、連携協定を結ぶことを発表した。今回の発表で最も注目したいのは、埼玉県の中学軟式野球選抜チームの活動支援するということだ。この選抜チームは「埼玉スーパースターズ」という名称でKボールの全国大会に出場するのだが、その後、プロで活躍する選手やドラフト候補など金の卵を数多く輩出し、次のステージで羽ばたいているのだ。
中村 晃(帝京-福岡ソフトバンク)朝霞市立朝霞第二中出身 第2期藤倉オールスターズ
高島 祥平(帝京-前中日ドラゴンズ)朝霞市立朝霞第二中出身 第3期藤倉オールスターズ
大道 温貴(春日部共栄-八戸学院大)川口市立八幡木中学校 出身 第11期KWB埼玉県選抜
清水 達也(花咲徳栄-中日ドラゴンズ)深谷市立藤沢中出身 第12期KWB埼玉県選抜
松澤 海渡(帝京-東洋大)北本市立東中出身 第13期KWB埼玉県選抜 軟式U-15代表
飯島一徹(東農大三-東農大)北本市立北本中 第14期KWB埼玉県選抜
豆田泰志(浦和実業)第15期KWB埼玉県選抜
平尾柊翔(春日部共栄)第15期KWB埼玉県選抜
なんといっても、通算940安打の中村、2017年の甲子園優勝投手の清水を筆頭に数多くの人材を輩出。特に2013年の大道から、松澤、飯島、豆田と5世代続けてドラフト候補と呼ぶに相応しい逸材投手を輩出している埼玉の軟式野球界は宝の山だといえるだろう。
今年の埼玉は春日部共栄の平尾も県内屈指のスラッガーへ成長しており、そのほかにも埼玉県内でレギュラーとして活躍している選手が多い。
埼玉スーパースターズは野球関係者から大きく注目される存在となり、NPB球団の支援を受けるまでになった。ここまでにいたったのは、今までの埼玉の中学軟式野球連盟の関係者の尽力があったからだろう。
今年から埼玉の軟式選抜は西武ライオンズのユニフォームを背負うことになる。果たして、今年の中学3年生から、将来、甲子園やプロで活躍する人材が出てくるのか、大いに注目をしていきたい。
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