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【大学野球】 大学選手権は史上初の中止決定 春で野球引退の4年生も・・・

2020.05.12

【大学野球】 大学選手権は史上初の中止決定 春で野球引退の4年生も・・・ | 高校野球ドットコム
昨年の全日本大学野球選手権で好投見せた森下暢仁 ※写真は2019年春季リーグ戦より

 全日本大学野球連盟は12日、臨時理事会をオンラインで開き、8月12日開幕に延期していた第69回全日本大学野球選手権大会の【中止】を決めた。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が今月末まで延長されたことを受け、全国26連盟(27校)から代表校を決める春のリーグ戦の実施が困難になっている地域もあり、全日本大学選手権の開催を断念した。

 全日本大学選手権は1952年にスタートしたが、大会が中止になるのは初めて。大学生にとっての今年の全国大会は、秋の明治神宮野球大会(11月20日開幕予定)だけになった。

 明治神宮野球大会は明治神宮と日本学生野球協会が主催しており、全日本大学野球連盟と日本高等学校野球連盟は主催者にはなっていない。

 以下、全日本大学野球連盟HPに掲載された発表文。

第69回全日本大学野球選手権大会中止について

 新型コロナウイルスによってお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、罹患された皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、全国の医療従事者の皆様に心より感謝申し上げます。
 本連盟では 4月2日に臨時常務理事会を開催して本年度の「第69回全日本大学野球選手権大会」を当初の6月から8月12日開幕に延期をすることを決定いたしました。しかしながら4月6日に政府より緊急事態宣言が発令され、このほど改めて緊急事態宣言が 5月31日まで延長されました。臨時常務理事会以降情勢は大きく変化しており、本連盟では本日臨時理事会を開催いたしました。加盟校の練習開始は早くとも6月からとなり、各地春季リーグ戦は開催可能なのは7月以降になることが確定的であります。状況によっては 8月の大学野球選手権は開催可能かもしれませんが、選手権大会があるがゆえに代表校を選出する試合を行わなければなりません。本連盟といたしましては、加盟校の選手や関係者の安全、健康を最優先に考えた末の結論ですが、断腸の思いで全国大会を先に中止することに決定いたしました。
 本年度の全日本大学野球選手権大会は中止を決定いたしましたが、この決定により各連盟の春季リーグ戦を一律に中止要請するわけではありません。地域によって6月下旬、あるいは7月以降に春季リーグ戦の開催が可能な場合は地方自治体や加盟大学とも確認のうえ、十分な対策を講じた上で判断していただくよう各連盟に通知いたします。ただし緊急事態宣言中の対外試合(オープン戦を含む)は禁止いたします。
 加盟校によっては4年生が春季リーグ戦をもって引退するケースがありますが、過去に前例のない事態であり、加盟校と指導者においては秋季リーグ戦にも活動できるよう配慮を求めます。
 また、例年一部の加盟校で行われている、夏休みにおける宿泊や長距離移動を伴うキャンプや遠征については感染拡大を防ぐため慎んでください。各連盟を通じて加盟校に指導をお願いいたします。

令和2年5月12日
全日本大学野球連盟

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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