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プロ入り2名に日本代表経験者3名。2013年の敦賀気比戦士たちの経歴がすごい!

2020.05.29

プロ入り2名に日本代表経験者3名。2013年の敦賀気比戦士たちの経歴がすごい! | 高校野球ドットコム
プロ入りを果たした岸本 淳希と玉村 祐典

 選抜大会、選手権大会の開催が中止となり、高校球児だけでなく、高校野球ファンものショックは大きかったのではないか。そこで、これまで甲子園を盛り上げたチームの選手のその後を紹介していきたい。

 今回は2013年春選抜、2014年選手権でベスト4入りを果した敦賀気比。2013年春のベンチ入りメンバーを参考に主力選手たちのその後を紹介したい。

投手 岸本 淳希 3年(中日-日立製作所-熊本ゴールデンラークス)
投手 玉村 祐典 3年(西武-オールフロンティア)
投手 谷口 鷹ノ介 2年(関西学院大)
投手 三染 真利 3年(関東学院大-BC福井)

捕手 喜多 亮太 3年(セガサミー-BC石川)
捕手 宮崎 宏哉 3年(龍谷大-日本製鐵東海REX)

内野手 岡田 耕太 2年(駒沢大-JFE東日本)
内野手 山田 誠也 3年(青山学院大)
内野手 山根 貴基 3年(星槎道都大)
内野手 米満 一聖 3年(駒沢大-東海理化)
内野手 浅井 洸耶 2年(青山学院大-東芝)
内野手 中本 貴大 2年(立命館大-島津製作所)
内野手 橋本 樹 3年(関メディベースボール学院-ジェイプロジェクト)
内野手 米満 凪 2年(奈良学園大-北海道ガス)

外野手 峯 健太郎 2年(日本体育大)
外野手 中西 悠人 3年(追手門学院大)

 エースの岸本 淳希は2013年のドラフトで中日に育成4位で指名を受ける。育成3年目の2016年に香川オリーブガイナーズに派遣され、四国IL選抜として北米遠征も経験。この年のU-23W杯の侍ジャパン代表にも選出された。翌2017シーズンに支配下登録を勝ち取るも一軍昇格なく同年オフに戦力外通告を受ける。その後、2018年シーズンは日立製作所に在籍し、2019年シーズンからは熊本ゴールデンラークスでプレー。

 岸本 淳希と共にエースを争った玉村 祐典は大学進学を目指すも浪人。プロ志望の思いが再燃し、アルバイトを行いながら地元の中学生のクラブで野球のトレーニングを再開した。高校卒業後の2014年ドラフトで西武に4位指名を受け入団。4シーズン過ごしたが、一軍登板経験なく戦力外通告を受け、2019年にオールフロンティアに入団した。

 三染 真利は関東学院大に進学も、大学時代にイップスを発症し成績は振るわなかった。大学卒業後BC福井に練習生として入団し、2019年は先発投手として5勝を挙げた。

 正捕手で4番の喜多 亮太はセガサミーに入団。プロ入りを目指しU-23侍ジャパン代表入りを果たすなど着々と実力を伸ばすも、指名漏れとなりセガサミーを退部。その後BCリーグの石川ミリオンスターズに進み1年間主力捕手としてチームを牽引。人生5度目のドラフトに臨むが、指名を受けることなく、2019年のドラフト後に退団を表明した。

 岡田 耕太は駒澤大に進学。1年春から試合に出場し新人賞を獲得。5季ぶりに東都1部リーグに昇格を果たした4年春には、打率4割、3本塁打13打点と活躍。大学卒業後はJFE東日本に進んだ。

 兄弟で甲子園出場を果たした米満 一聖米満 凪。兄・一聖は駒沢大に進学し4年時は主将を務め、大学卒業後は東海理化に進んだ。
 弟・凪は奈良学園大へ。4年春に出場した大学野球選手権では1試合4盗塁を決め歴代最多タイ記録に並んだ。リーグ戦通算62盗塁を記録し、大学日本代表も経験。大学卒業後は北海道ガスに進み、1年目の昨シーズンは日本製鐵室蘭シャークスの補強選手として都市対抗の舞台を経験した。

 2年生で出場した2013年選抜の初戦で5打数5安打を記録し、3年時は主将を務めた浅井 洸耶は青山学院大に進学。東都2部リーグで56試合に出場し通算成績は33安打13打点、打率.194を残した。大学卒業後は東芝に進んだ。

 その他にも多くの選手が社会人でも野球を継続中の2013年敦賀気比戦士たち。今後の活躍にも注目していきたい。

※記事の掲載者、掲載者の現所属、記録の事実につきましては報道各社発表の新聞記事、各野球連盟が発表する大会記録、各チームの所属調査、関係者取材により確認ができたものより掲載をしております。そのため、この情報が全ての情報ではなく、情報の一部となりますことご了承ください。

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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