News

自宅帰省、練習時間制限。東北各校の練習事情

2020.04.16

自宅帰省、練習時間制限。東北各校の練習事情 | 高校野球ドットコム

 各都道府県の春季大会が相次いで中止となっている現在だが、東北地区は春季大会はまだ開催の可能性が残っている。青森県と福島県の2つのみ開催に向けて準備が進んでいる。このまま開催となるのか、動向に注目したいが、東北地区の各校の練習状況はどうなっているのか。

 まず先日中止が発表された宮城県内は県立校などの公立校に対して休校が発表されており、活動は自粛。その中で電話取材に答えていただいた公立校に話を聞くと、練習活動をしていた時期は、検温など細心の注意を払って練習をしてきた。

 また山形の私学校は3月中旬から組んでいた練習試合・遠征はすべてキャンセル。オフ期間、選手の代表者4名とスタッフで毎週ミーティングして、振り返りと練習計画を立てるなど意識の高い行動をしてきたが、3月に活動自粛が決まり、そして4月は県大会・地区予選がすべて中止となり、改めて夏へ向けて感染対策を行いながら、活動方針、活動内容を見直している。

 また青森の学校では練習ができているチームもある。もちろん感染対策を徹底的に行い、練習時間を3時間に制限。手洗いやうがい、検温など細心の注意を払って練習をしている。

 また県外生が多い盛岡大附は休校要請がなされた2月下旬に寮生を自宅に帰省する判断を取った。

 関東と比べると、練習できている地域はあるが、この緊急事態宣言や感染拡大の影響を受けて、自粛するチームも増えている。果たして、東北の春は開けることができるか。

(記事=田中 裕毅

関連記事
ドットコム編集部が考えた、選抜出場32校一覧
宇都宮ら選抜21世紀枠推薦校に残った9校の顔ぶれ一覧
各都府県で選ばれた21世紀枠推薦校を一挙に振り返る

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.16

涙の甲子園デビューから大きくレベルアップ!前橋商の192センチの剛腕・清水大暉は、高速スプリットで群馬県大会19回1失点、22奪三振の快投!<高校野球ドットコム注目選手ファイル・ コム注>

2024.05.16

【2024年春季地区大会最新状況】全道大会は出場校決定、関東と東海は18日に開幕

2024.05.16

【秋田】秋田修英と秋田工が8強入り、夏のシードを獲得<春季大会>

2024.05.16

U-18代表候補・西尾海純(長崎日大)、甲子園で活躍する幼馴染にむき出しのライバル心「髙尾響には負けたくない」

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.13

大阪桐蔭、山梨学院、慶應義塾…強豪校・名門校の昨年度卒業生はどの進路を歩んだのか?【卒業生進路一覧】

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?