開幕スタメンマスクを狙う頓宮裕真!先輩・若月健矢から「良いものを見て学んで奪っていきたい」
守備練習に打ち込む頓宮裕真選手
6日、シート打撃を行ったオリックス。そこで山田修義からホームランを放ち、アピールをしたのが2年目を迎えた若き大砲・頓宮裕真だ。
岡山理大付から亜細亜大に進学すると、1年生の春からスタメンの座を勝ち取る。その後も成長を続け4年生の時には大学代表に選ばれて、4番に座り打線の中軸を担った頓宮。2018年のドラフトでオリックスから2位指名を受けて即戦力として期待されると、開幕スタメンを奪取。見事期待に応えるスタートを切った。
5月までに3本のホームランを放ち、持ち前のバッティングでも結果を残してきたが、さらに夏場に怪我をするなど1年目は28試合の出場にとどまり、91打数18安打で打率.198という成績で2019年を終えた。
巻き返しを図るべく、オフシーズンは大学の先輩にあたる松田宣浩選手と一緒に自主トレに参加。そこで「バットが出やすいように」フォームを修正。大学時代の武器だったバッティングにさらに磨きをかけてきた。
その一方で、今シーズンは捕手としての試合出場を狙う。頓宮が大事にしているのは試合に勝てる活躍をすることだ。
「技術も大事ですが、勝てないと使ってもらえない。ですので、紅白戦やオープン戦でも結果を出していきたいです」
大学代表時代にも松本航や、甲斐野央をはじめとする好投手のボールを見てきたが「切れが違いますね」とプロレベルの投手のボールを肌で実感し、「いろんな投手のボールを受けさせてもらっています」と正捕手の座を奪うべく練習に打ち込む日々を送っている。
オリックスのキャッチャーには若月健矢の存在がある。それでも頓宮は「経験が違いますが、良いものを見て学んで奪っていきたいです」と先輩のプレーを吸収し、自らのレベルアップに繋げることを語った。
開幕に向けて「もちろん、開幕スタメンです」と堂々宣言をした頓宮。熾烈な正捕手争いに勝利し、開幕スタメンマスクを被れるのか。2年目を迎えた強打の捕手の今後に注目だ。
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