2019年のパ・リーグ最下位に終わったオリックス・バファローズ。2014年のシーズン2位以来、5シーズン連続でクライマックスシリーズ出場を逃している。2020年こそはAクラス入り、その先の優勝を果たすために、宮崎清武キャンプでは選手それぞれが課題克服のために汗を流している。

 第2クールの初日にあたる6日、朝10時から始まった練習は午前中に守備練習を行った。そこで気になったのが外野の守備練習だ。
 オリックスの外野といえば、俊足の後藤 駿太や主砲の吉田 正尚が揃っているが、最初は通常通りノッカーが鋭いゴロを外野に打つ。選手たちバウンドを合わせながらチャージして浮かせることなく、低くくボールを投げる。どの球団であってもプロで活躍するためには1つ1つのプレーの速さが必要なのだと改めて感じられた。

 佐竹学外野守備・走塁コーチはこの練習の意味合いをこう話す。
 「この練習の意味合いは、とにかくどれだけ早く落下地点に入れるのか。これが次の送球というプレーに繋がってきます。
 どうしても打球に合わせてゆっくり入ってしまうと、態勢が悪いまま送球をしてしまう。つまり投げるまでの準備が不十分になってしまうんです。ですので、送球が少し悪くなってしまうんです」



マシンを使ったノック練習

 またノッカーが打つ守備練習だけではなく、ピッチングマシンを使ったノックを行った。マシンから繰り出される飛球に対しても選手たちは平然と捕球していく。どうしてこの練習の目的について佐竹コーチは、距離感を掴むためだと話す。

 「打球に高さを出したいと思ったんです。真っ青な空模様でしたので、これだとボールとの遠近感が掴みにくいんです。雲とかがあれば目印にして、遠近感を掴むことはできます。しかしこういった天気の日は難しいので、いい機会でしたのでやりました」

 高校野球でもマシンを使ったノックを取り入れているチームはみられるが、その意図までは正確に理解できていない球児もいるのではないだろうか。次のプレーを意識しつつ、距離感を掴む。この本質を理解して、外野守備に取り組むと、上達ポイントは大きく変わってくる。

(記事=編集部)