初優勝の期待がかかる北海道、東北地区。北海道、宮城、山形、福島県勢のこれまでの戦いぶりは?
仙台育英の大型遊撃手・入江大樹
3月19日に開幕する第92回選抜高等学校野球大会。秋に結果を残した精鋭32校が春の頂点を目指して聖地・甲子園で熱戦が繰り広げられる。以前、各地区ごとの優勝回数を調べて見えてきた、北海道と東北地区の優勝経験がないということ。令和最初の選抜で悲願の初優勝となるのか、期待を背負って戦うのは以下の5校だ。
紫紺の優勝旗を掴むべく、歴代の戦績はどうなっているのか。各都道府県のこれまでの記録を振り返ってみたい。
・北海道
83回出場 129試合 46勝83敗
準優勝2回 4強2回 8強6回
・宮城県
36回出場 66試合 30勝36敗
準優勝1回 4強2回 8強6回
・山形県
13回出場 23試合 10勝13敗
準優勝0回 4強1回 8強1回
・福島県
19回出場 29試合 10勝19敗
準優勝0回 4強0回 8強3回
まず北海道から見ると、直近だと2014年に準優勝を東海大四(現東海大札幌)が達成。決勝戦で平沼翔太擁する敦賀気比の前に敗れて、悲願達成とはならなかった。昨年は札幌大谷と札幌第一が出場したが札幌第一は1回戦、札幌大谷は2回戦で姿を消した。
そして準優勝1回を経験する宮城県。その時は2001年で仙台育英が常総学院の前に6対7で敗れるという結果。宮城県勢としては今大会は2年ぶりの出場となる。悲願達成へ、注目野手・入江大樹に豊富な投手陣で頂点まで駆け上がりたい。
福島県は最高成績が8強。直近だと2013年の聖光学院。大会は2年ぶりの出場となるが果たして初の4強、そして優勝までたどり着けるか。21世紀枠・磐城の戦いぶりに注目だ。
最後に山形県。最高成績の4強は2005年に羽黒が達成。その時は神村学園に0対4で敗戦。東邦や如水館を破っての4強だったが、頂点にあと少し届かなかった。今年は昨夏の甲子園出場の勢いのままに東北大会を準優勝。スラッガー・山路 将太郎らの活躍に注目だ。
抽選会は3月13日。残り1ヶ月少々でどこまで仕上げてくるのか。注目だ。
(文=田中 裕毅)
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