根尾昂(中日)が福留孝介化?ウインターリーグでどこまで進化を果たせるか?
根尾昂(大阪桐蔭-中日) ※写真:共同通信
現在、アジアウインターリーグで修行中の根尾 昂(中日ドラゴンズ 大阪桐蔭出身)が打撃好調。11月27日の時点で、4試合に出場し、16打数6安打、1打点、打率.375と結果を残している。1つ1つの中身を見ると打撃の意識が高まっている。高校時代は打撃動作でトップに入った時、捻りを大きく入れる癖があった。一見、フルスイングしたように見えても、軸がぶれてしまい、ミスショットが多く、三振が多くなっていた。
今の根尾はだいぶフォームがシンプルになったように感じられる。捻りを抑え、軸のブレをすくすくして、遠心力を生かしたスイングは福留孝介(阪神 PL学園出身)に似ている声もある。
今のメカニズムをつかんで、ミスショットする確率を減らしていければもっと打率は高まっていくだろう。
また、根尾はこのウインターリーグから外野を守っているが、根尾の肩の強さ、脚力、周辺視野の広さを考えれば、外野のほうが大きく生きるのではないだろうか。
現在、中日のショートストップ・京田陽太は坂本勇人よりも守備指標は高かったという評価もある。そんな京田から遊撃手のポジションを奪うよりも外野手としてプレーしながら、出場機会を増やすことが賢明であろう。
これからもウインターリーグは続くが、根尾はここからどこまで実績を積み重ねることができるか、注目していきたい。
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