Column

日本、アメリカだけじゃない 世界各国の高校球児も絶賛する大谷翔平選手

2019.09.07

 WBSC U-18ワールドカップは7日、日本とオーストラリアの対戦が行われて日本代表は1対4で敗戦。6日の韓国戦でサヨナラ負けを喫し、決勝進出のため勝利が絶対条件だったが5位が確定した。
 日本がメダルを逃すは2012年大会以来となったが、当時のメンバーからは後に5名のプロ野球選手が誕生し、その中には今や日本が誇るメジャーリーガーとなったロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平もいた。

 今回はそんな大谷翔平について、世界各国の代表選手に印象を聞いてみた。そこで見えてきたのは、大谷の活躍は世界各国にも認知されていることであった。

日本とアメリカだけでなく世界の各国に認知される

日本、アメリカだけじゃない 世界各国の高校球児も絶賛する大谷翔平選手 | 高校野球ドットコム
アメリカ代表のエース・ミック・エイバ

 まず聞いたのはメジャーリーグのお膝元であるアメリカ代表のエース・ミック・エイバル。MLBからも注目される投手であるが、大谷への強いリスペクトを口にした。

 「彼は素晴らしい選手だし、大好きな選手です。日本でもそうだと思いますがもアメリカでもとてもリスペクトされている選手です。多くのファンに愛されている選手だと思います」

 また大谷の活躍はヨーロッパでも認知されていた。オランダ代表のクワント・シェーンは、自身のプレースタイルを踏まえながら大谷のメンタル面に着目して、その素晴らしさを熱く語った。

 「彼はとても良い選手ですし、投打で活躍できるのが凄いですね。僕は守備型の選手なので、ネバーギブアップの気持ちがあるのも良いところだと思います」

 ヨーロッパだけではない。今や大谷の活躍はアジアの各国にも知れ渡っていた。台湾代表で、東北楽天ゴールデンイーグルスと育成契約を結んだ王 彦程は、大谷の認知は当然であるように語り、日本野球へも思いを馳せた。

 「もちろん知っています。投球、打撃の両方でトップレベルですし、素晴らしい選手だと思います」

日本、アメリカだけじゃない 世界各国の高校球児も絶賛する大谷翔平選手 | 高校野球ドットコム
台湾代表で楽天との育成契約を結んでいる王 彦程

 トップレベルの選手であることはもちろん、二刀流であることや野球と向き合う姿勢を称賛する声も非常に多いことがわかる。
 また、その他のコメントは以下の通り。

マクスウェル・ライチッチ(アメリカ)
 僕はエンゼルスファンなので、いつも大谷翔平選手のプレイを見ています。彼のプレイが大好きですし、素晴らしい選手だと思います。

コナー・ジョセフ(カナダ)
 彼は良い打者だし、良い投手だし、MLBでも大活躍してますし、数年前にはこの大会(U18)に出ていたなんて信じられないですね。

リアン・イバンス(オーストラリア)
 とても良い選手ですね。身体能力が素晴らしいです。打って投げて、とてもタフだと思います。

ラウフ・セムウィルトン(オランダ)
 そうですね、大谷選手は素晴らしい投手だと思いますが、打者としての方が優れているかなと思います。僕はエンゼルスファンではないので、そんなに観る機会は多くはないですが、好きな選手ですね。

ミッチェル・ブラット(カナダ)
 打っても投げても凄いし、なんでもできる選手です。球も速いですし、カーブなどの変化球も素晴らしいです。本当に良い選手だと思います。

 いかがだろうか。このように大谷翔平の存在は、今や日本とアメリカだけに止まらず世界の各国にまで知れ渡っている。これからも日本野球の象徴として、世界を股にかけて活躍して欲しい。

(取材=栗崎 祐太朗

日本、アメリカだけじゃない 世界各国の高校球児も絶賛する大谷翔平選手 | 高校野球ドットコム関連記事はこちら!

佐々木朗希、奥川恭伸などが選出!侍ジャパンU-18代表20名の顔ぶれ


【U18日本のライバル国紹介】大半がプロ内定!去年のアジア覇者・韓国の要注目の選手

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.19

【東海】中京大中京がコールド勝ちで17年ぶり、菰野は激戦を制して23年ぶりの決勝進出<春季地区大会>

2024.05.20

【春季京都府大会】センバツ出場の京都国際が春連覇!あえてベンチ外だった2年生左腕が14奪三振公式戦初完投

2024.05.19

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在30地区が決定、青森では青森山田、八戸学院光星がシード獲得

2024.05.20

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在31地区が決定、宮城では古川学園、仙台南、岩手では盛岡大附、秋田では秋田商などがシードを獲得

2024.05.19

【宮崎】日章学園、富島、小林西などが初戦を突破<県選手権大会地区予選>

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.17

「野球部や高校部活動で、”民主主義”を実践するには?」――教育者・工藤勇一さん【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.5】

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.19

【東海】中京大中京がコールド勝ちで17年ぶり、菰野は激戦を制して23年ぶりの決勝進出<春季地区大会>

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?