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【準硬式関東大会】慶應義塾大vs専修大の最注目カードは必見!大会の情勢占う創価大のブロックも強豪校が集結!<田中裕毅の”準硬ドットコム”第9回>

2024.02.28


法政大の藤中壮太と古川端晴輝

2月末になり、春季大会の組み合わせが各地徐々に決まり始めた。センバツも3月8日に抽選会が控えており、春の足音が近づいてきた。
そんな中、関東地区大学準硬式野球連盟は2月11日に第66回関東地区大学準硬式野球選手権大会(以下、関東大会)の組み合わせを決めた。

前回はトーナメント表の左半分を見てきたが、今回は右半分のポイントをまとめていきたい。

<前回の記事はこちら>
準硬式の球春到来を告げる関東大会!連覇狙う帝京大、名門・中央大が軸 シード校に喰ってかかる4校も注目

創価大、法政大、明治大など集結!大会を占う激アツブロックを勝ち抜くのは

右上のブロックには、日本大と創価大の2校がシード校として入った。
特に日本大は近年、8月の全日本大学準硬式野球選手権(以下、全日大会)で2年連続決勝進出中。2023年の関東大会でも準優勝を果たし、安定した実力を持つ。
甲子園大会で2年連続東日本選抜の主将を務めた中島健輔ら主力が入れ替わったが、主将・石田玲央を軸に、アンダースロー・足立丈や強打の内野手・山本創也ら経験者が引っ張ることができるか。

もう1校の創価大だが、毎年安定した力を持つ。秋のリーグ戦を制してシード権獲得したものの、法政大らが入ったことで激戦区になってしまった。
早ければ3回戦で対戦する可能性がある両校。法政大は主力だった4年生が引退し、入れ替えとなっているが、今年は2枚看板が軸になる。

まずは甲子園大会でもマウンドに上がった藤中壮太がいる。早くからチームの主力投手として投げている大会屈指の実力者。そしてサウスポーの古川端晴輝の2人がポイントになりそう。

その2校の近くには、仙台育英時代に甲子園でベンチ入りを果たした吉原 瑠人が主将として牽引する明治大も同じブロックに入っている。

創価大、法政大、明治大と3校を中心に激戦区になった。学生委員のなかでは「創価のブロックからどの学校が勝ち上がってくるかで、左上はもちろん、大会の情勢は大きく変わる」と関係者のなかではカギを握るブロックとして注目されている。

他にも、甲子園で144キロを計測した快速右腕・橋本剛石がいる筑波大など注目校がいるが、ひとまず創価大のブロックが焦点になることは間違いない。

強豪出身者だらけの専修大、投打充実の慶応義塾大の最注目カードを制するのは

中村哉太と田中瑞希

右下は神奈川大と高崎健康福祉大の2校がシード校になった。
関東学院大とともに神奈川の準硬式を引っ張る神奈川大。2017年に創部されて今年で8年目ながら北関東大学準硬式野球連盟の牽引する新進気鋭の高崎健康福祉大。ともに実力は高いのだが、要注目となるのは専修大と慶應義塾大の2校だ。

2021年の全日大会で準優勝を達成した専修大。現在も東都1部で活動している強豪だが、メンバーも甲子園大会に選出された中村哉太をはじめ、山本 康聖狩野 浩斗蔵本皓太など専大松戸で腕を磨いていた。さらに星稜出身・吉田 竣希浦和学院出身・藤田修といった選手もいる。

対する慶應義塾大は、2023年の全日大会でベスト4。最速149キロのエース・日比谷元樹の引退で投手陣が心配されるが、「投手を含めて戦力は残っている」と学生委員たち現場では警戒心を高めている。

140キロを超える速球派投手・水田創田中瑞希といった旧チームからの経験者がいる。野手陣でも主将・佐藤遼平慶應義塾時代にはベンチ入りもしていた渡邉 旭、さらに医学部との文武両道を貫く清水真輝といった面々が軸になりそう。

両チーム上位進出できるだけの実力はあるだけに、1回戦で実現するのは非常に勿体ない。先述した創価大、法政大、明治大と並んで、大会前半の大きな山場になることは間違いない。最注目カードを制するのはどちらか。

その他、好投手・柏野哲哉がいる東京大がおり、勝ち上がってくればトーナメントは一層盛り上がる。
3月11日から開幕する今大会。全日大会への最短ルートを駆け上がるのはどの学校か。熱戦が1つでも多く繰り広げられることを期待したい。

取材・文/田中 裕毅(準硬式野球評論家)
小学3年生から中学生までは軟式野球。高校での3年間は硬式野球をプレー。最後の夏は控え捕手でベンチ入りを果たす。
大学から準硬式野球で3年間プレー。大学2年、3年生のとき、チームは清瀬杯大会に出場し、自身はベンチ入り。さらに3年生の1年はチームの主務として、選手登録やリーグ戦運営に携わる。特に春季リーグはリーグ委員長として、試合日程の調整をはじめとした責任者を任される。

この記事の執筆者: 田中 裕毅

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