Column

念願だった日本代表。二刀流として大暴れを見せる!遠藤成(東海大相模)

2019.08.29

 石川昂弥東邦)に次ぐ高校通算45本塁打を放ち、二刀流としても期待される大型プレイヤー・遠藤成。本荘由利シニア時代から二刀流として活躍を収め、東海大相模入学後から日本代表を目指して日々の練習に取り組んできた。

 1年秋から投手としての出番が増え、2年春の選抜の聖光学院戦でリリーフとして出番し、初の全国デビューとなった。

 さらなる飛躍を目指した2年夏は、大会直前に右手首を骨折してしまい、ベンチ外。その悔しさをバネに練習に取り組み、投打で才能を伸ばした。今では投手として最速145キロの速球と鋭い落差を見せるフォークを武器にする本格派右腕、野手としては高校通算45本塁打を記録する強打と、強肩を生かした遊撃守備が武器となった。

 この夏の甲子園では近江戦で先発し、7.1回を投げて自責点0の好投を見せたが、打撃では2試合通じて8打数2安打に終わり、思うような活躍ができなかった。その分、念願の日本代表入りとなった今大会では活躍に燃えている。24日の駒澤大戦のダブルヘッダーでは2試合連続で適時打を放ち、木製バットでも力強い打球を打ち返している。遠藤は「木製バットでも違和感はないです」と準備万端。投打で高い才能を示し、日本の勝利に貢献していきたい。

(記事=河嶋 宗一

念願だった日本代表。二刀流として大暴れを見せる!遠藤成(東海大相模) | 高校野球ドットコム関連記事はこちら!

佐々木朗希、奥川恭伸などが選出!侍ジャパンU-18代表20名の顔ぶれ


鵜沼魁斗(東海大相模)「走攻守三拍子揃った巧打の外野手は愛されキャラ!?チームを1つにさせる重要な存在」


奥川恭伸、さらなるステップアップへ。全国トップクラス・東海大相模打線と対戦して学んだこと


U18W杯で日本のライバル国・韓国を分析!


韓国で戦う高校日本代表の野手11人のストロングポイントを徹底分析!

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.06.06

大阪桐蔭が選抜ベスト8の阿南光ら4チームと対戦!<招待試合>

2024.06.05

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在36地区が決定、徳島の第1シードは阿南光!第2シードに池田!<6月5日>

2024.06.05

夏の千葉大会は7月6日開幕!今年は148チームが参加し、7月27日に決勝予定!

2024.06.05

【東北】初戦から青森山田と聖光学院が激突!<地区大会組み合わせ>

2024.06.06

大阪桐蔭&履正社撃破の原動力! 超高校級遊撃手・今坂 幸暉(大阪学院大高)のドラフト指名はあるのか!?<高校野球ドットコム注目選手ファイル・ コム注>

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.05.31

【鹿児島NHK選抜大会】鹿児島実がコールド勝ち!川内商工は終盤に力尽きる

2024.05.31

夏の愛知大会は6月28日から開幕!決勝戦は7月28日【愛知大会要項】

2024.05.31

【鹿児島NHK選抜大会】鹿屋農が"強気の勝負"で勝機を引き寄せ4強入り

2024.05.31

【北信越】富山県勢4校が12年ぶりの県勢V狙う、茨木擁する帝京長岡にも注目<地区大会>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.21

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在33地区が決定、岩手では花巻東、秋田では横手清陵などがシードを獲得〈5月20日〉