Column

二季連続甲子園ベスト4の明石商の正捕手・水上 桂!代表投手と組む楽しさと謙虚さを忘れずに

2019.08.28

  二季連続甲子園ベスト4の明石商。今年、春夏の甲子園で挙げた7勝は夏の甲子園優勝の履正社、準優勝の星稜よりも1勝多い。

 その明石商の攻守の中心が水上桂だろう。投手の持ち味を引き出すキャッチングとリード。さらに1.8秒台のスローイングで盗塁阻止。そして2番打者としては巧打、強打を発揮し、夏の甲子園では2回戦の花咲徳栄戦でバックスクリーン弾を放った。

 甲子園での活躍が認められ、晴れて選出が決まった水上は、狭間善徳監督から「調子に乗らず、謙虚にプレーしなさい」とエールを送られ、合宿に合流した。

 水上は代表入りで最も楽しみにしていたのは代表9人の投手たちとバッテリーを組むことだ。
 「みんなが凄い投手ばかりで、そういう投手と組むのはずっと楽しみにしていました」と笑顔を見せる。合宿初日では163キロ右腕・佐々木朗希大船渡)のボールをいきなり受けることに。

 佐々木のボールについて「ストレートの速さだけではなく、あの長身(193センチ)から投げ込むので見たことがない角度でしたし、低めは伸びてくるんです」と興奮気味に語っていた。

 実戦が始まってから攻守でも存在感を発揮している。初実戦となった24日の駒澤大戦の第1試合で先制の適時二塁打。捕手としても投手陣の持ち味を引き出し、完封勝ちを演出。また盗塁も阻止して強肩を披露した。そして大学代表戦でも先発マスクをかぶり、水上の評価は日増しに高まっている。

 これからも謙虚な心を忘れず、日本の勝利を導く。

(記事=河嶋 宗一

二季連続甲子園ベスト4の明石商の正捕手・水上 桂!代表投手と組む楽しさと謙虚さを忘れずに | 高校野球ドットコム関連記事はこちら!

佐々木朗希、奥川恭伸などが選出!侍ジャパンU-18代表20名の顔ぶれ

侍ジャパンU-18代表が駒澤大と対戦!2試合をレポート!
侍ジャパンU-18代表vs侍ジャパン大学代表 「高校日本代表、収穫のある引き分け」

侮れない2番捕手・水上桂(明石商)!来春はいぶし銀の活躍を見逃すな!

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.19

【東海】中京大中京がコールド勝ちで17年ぶり、菰野は激戦を制して23年ぶりの決勝進出<春季地区大会>

2024.05.20

【春季京都府大会】センバツ出場の京都国際が春連覇!あえてベンチ外だった2年生左腕が14奪三振公式戦初完投

2024.05.19

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在30地区が決定、青森では青森山田、八戸学院光星がシード獲得

2024.05.20

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在31地区が決定、宮城では古川学園、仙台南、岩手では盛岡大附、秋田では秋田商などがシードを獲得

2024.05.19

【宮崎】日章学園、富島、小林西などが初戦を突破<県選手権大会地区予選>

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.17

「野球部や高校部活動で、”民主主義”を実践するには?」――教育者・工藤勇一さん【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.5】

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.19

【東海】中京大中京がコールド勝ちで17年ぶり、菰野は激戦を制して23年ぶりの決勝進出<春季地区大会>

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?