実力校・関東一、山梨学院らが登場!広島商vs岡山学芸館の隣県同士の対決にも注目!5日目3試合の見所!
大会5日目。この日は1回戦最後の2試合が行われ、第3試合から2回戦に突入する。そんな3試合の見所を紹介したい。
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第101回全国高等学校野球選手権大会
西舘 勇陽(花巻東)
日本文理は好投手・南隼人のピッチングがカギ。打率.650を記録した長坂陽、決勝戦で本塁打を放った長谷川優也など巧打者が並ぶ。どこからでもチャンスメイクできて、スタメン9人は3打点以上挙げており、息が抜けない打線となっている。
関東一は制球力、ゲームメイク能力の高い土屋大和、伸びのある140キロ前後の速球を投げ込む谷幸之助の2枚看板は強力。打者では高校通算30本を超えるスラッガー・平泉遼馬、強肩巧打の捕手・野口洋介、超俊足の大久保翔太と野手はタレント揃い。この夏にかけて接戦に強い関東一を取り戻し、厳しいブロックを勝ち上がった。
どちらも一定レベルの攻撃力は秘めているので、4点~6点の勝負となりそう。両チームとも継投策で勝ち上がっているチームなので、試合展開に応じての継投策も十分にありそうだ。
1回戦最後のゲーム。熊本工は有明、九州学院と好投手擁するチームを攻略してきた強力打線が持ち味。打率.474を記録した田中亮誠、9番打者ながら打率.464を記録している江川輝流亜と上位下位まで切れ目のない打線が特徴だ。しぶとくチャンスを切り開いていきたい。投げては左腕林彪太郎が粘り強い投球でしのぐ。
対する山梨学院はスラッガー・野村健太、巧打者・菅野秀斗、長打力も出てきた主将・相澤利俊が攻撃の中心。前後には俊足の渡邉嵩馬、打撃好調の栗田勇雅が脇を固める。
投手陣では135キロ前後の速球を投げ込む中込陽翔、左の技巧派・相澤、長身ながらくせ球で勝負する左腕・ 木村渓人、右サイドで130キロ前半の速球、スライダーで勝負する佐藤裕士の4人がスタンバイ。今年の山梨学院は躊躇なく継投策を仕掛けており、継投のタイミングも重要となりそうだ。
お互い打撃力は高く、前半の試合運び次第では打撃戦となりそうだ。
飯塚 脩人(習志野)
隣県同士対決。6月に練習試合をしており、手の内は知っている同士の対決。ちなみにその練習試合では広島商が勝利している。
岡山学芸館は、投手陣では速球派右腕・中川響、期待の1年生右腕・仲村竜、強打の一塁手・丹羽 淳平も兼任。打線は勝負強い打撃を見せる丹羽、遊撃手・知念大輔、二塁手・長船 滉大、パンチ力ある中川が中心になり、打ち崩す。外野守備もハイレベルで、総合力の高さが光る好チーム。
広島商は12盗塁を記録した機動力、チーム打率.335を記録した強打が持ち味。
打率.611を記録した北田勇翔など巧打者が揃う。機動力を仕掛けていきながら、着実な試合運びで点を奪っていきたい。
選手のポテンシャルでは岡山学芸館が上回っているが、広島商は投手力が高い広島広陵を破った攻撃力は脅威。お互いの攻撃力、投手力を勘案すると、4点~6点勝負となりそうだ。
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